日本では2020年1月から緩やかに感染が始まり、4月初旬から急速に患者数が増えた新型コロナウイルス。
4月7日に出された非常事態宣言以降、外出自粛など日本国内の生活に大きな影響を与えています。
その新型コロナウイルス、検査に時間がかかるため、今まで検査を行う事が出来たのは、極限られた条件に当てはまる方のみでした。
しかし、2020年4月10日、島津製作所が新しいコロナ検査キットを開発し、発売するという発表がありました。
そこで今回は、コロナ検査キット(島津製作所)の一般利用可能はいつから？どこの病院で使える？をテーマにまとめてみました。
コロナ検査キットが島津製作所から発売
待ちに待ったコロナ検査キット、これまでとどこが違うのか知りたいですよね。
まずは現状の検査について見てみましょう。
コロナ検査の現状
PCR検査では、鼻咽頭に綿棒などを入れ、鼻の奥をぬぐった粘液（鼻咽頭ぬぐい液）や気道の奥から排出される痰を検査する（インフルエンザのように鼻の奥から検体を採取する）。鼻咽頭ぬぐい液の採取は専門家（医療従事者）が行う。検査キット（抗体検査）は、抗体が血液中に存在するため、血液を採取して検査する。
引用元：yahooニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/yanagitaemmy/20200403-00170989/
テレビではドライブスルー検査の映像で、綿棒みたいなものを口に入れているシーンが見られますよね。
その後、以下の工程が行われます。
RNAは不安定な物質であるため、取り扱いが難しい。そのため、RNAウイルスを調べるためのPCR検査では、まずRNAを安定したDNAに変換してから検査を行う。つまり、RNAウイルスの有無を検査するには、まずRNAをDNAに変換することから始まる。これを「逆転写」と呼ぶ。
中略
DNAやRNAは目に見えず、非常に小さな物質であるため、その存在を確認するには、ある程度の量が必要となる。そのため、次に、量を増やす工程である「増幅」を行うのだ。順番は、「採取された検体に含まれるRNAをDNAに変換（逆転写）」→「そのDNAを増幅」となる。
引用元：yahooニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/yanagitaemmy/20200403-00170989/
この増幅工程などに時間がかかっている模様です。
検査時間は今までの半分
しかし、島津製作所から発売される検査キットは今までの半分の時間で検査ができるのです。
「新型コロナウイルス検出試薬キット」は、当社独自のAmpdirect技術※1 をベースに国立感染症研究所のマニュアル※2 に沿って開発しました。同技術は「生体試料に含まれるたんぱく質や多糖類などのPCR阻害物質の作用を抑制できるため、DNAやRNAを抽出・精製することなく、生体試料をPCRの反応液に直接添加できる」というものです。
引用元：島津製作所
https://www.shimadzu.co.jp/news/press/zfdyn69049lnnr8r.html
一般利用可能だけどいつからどこで出来るの？
複雑な工程を減らす事で検査ができるキットですが、一般の利用はできるのでしょうか。
さっそく見てみましょう。
どこの病院で使える？
まず気になるのは発売日です。
これは、2020年4月20日です。
しばらくは国内限定で販売される予定です。
なお、この検査キットはスーパーやドラッグストアで購入することは出来ない様です。
本キットの使用には、PCR装置や分注ピペット、恒温槽、小型遠心機をはじめとする機材や、試料・遺伝子の取り扱い技術を要するため、ドラッグストアなどの小売店や個人への販売は予定していません。
引用元：島津製作所
https://www.shimadzu.co.jp/news/press/zfdyn69049lnnr8r.html
つまりプロ仕様という事なのですね。
そうなると、検査できる場所は病院や保健所になりそうです。
研究用試薬なので仕方がないのですが、やはりこの状況、ドラッグストアなどで販売すると混乱が起こりそうな気もします。
この新しい検査キットが使える病院について発表はまだされていません。
続報を待ちましょう。
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新しい検査キットに注目
以上、島津製作所が開発した新作の検査キットについてでした。
非常事態宣言以降、緊張が高まる日々が過ぎていきますが、このニュースは新しい希望ですね。
今回は、コロナ検査キット(島津製作所)の一般利用可能はいつから？どこの病院で使える？をテーマにまとめてみました。
