勝村久司のwikiプロフや経歴!活動のきっかけは?家族について!

勝村久司さんは1990年代の医療裁判や、その後の市民運動で注目されています。

勝村久司さんは医療事故や薬害事故などの防止、医療現場での情報公開を訴える活動を行ってきました。

かつて自身の家族を医療事故で失った経験が、勝村久司さんの活動に大きく影響しています。

そこで今回は、勝村久司のwikiプロフや経歴!活動のきっかけは?家族について!をテーマにリサーチしました。

 

勝村久司のプロフィール

勝村久司(かつむら ひさし)

生 年:1961年
出身地:大阪府
学 歴:大阪府立牧野高等学校→京都教育大学卒
所 属:全国薬害被害者団体連絡協議会
職 業:高校教諭、全国薬害被害者団体連絡協議会副代表世話人

勝村久司さんは1961年生まれ、大阪府出身です。

高校教諭ですが、医療関係の市民運動に長年携わってきました。

長年の活動を通してメディアから取材を受ける機会も増え、多くの医療関係者とも知見を交わしています。

活動の多くがボランティアとなる市民運動ですが、これだけ熱意をもって活動を続けてきた事情についてチェックしていきましょう。

勝村久司の経歴

勝村久司さんは大学卒業後、高校で理科を教える教員になりました。

大学も教育大学であり、当時は医療に関して深い興味を抱いていたわけではありません。

大学卒業直後に勤務していた学校に関しては情報を得られませんでしたが、その後、母校でもある大阪の牧野高校で教員になりました。

勝村久司の家族について

勝村久司さんには奥さんがいます。

お子さんは星子ちゃんという名前でしたが、わずか9日で亡くなりました。

 

勝村久司の活動のきっかけ


勝村久司さんのお子さんは、陣痛促進剤による医療事故に遭いました。

注目すべきポイントは、当時この薬が「子宮口を柔らかくするお薬」としか説明されていなかった点です。

この様な説明の背景には、病院側が予定日より早く短時間でお産を終えたい事情や、人のいる平日にできるだけ出産してもらいたいという病院の経営方針がありました。

勝村久司の医療裁判

勝村久司さんはお子さんを失った後、病院の医療過誤を訴える裁判を起こしました。

しかし、地裁では敗れており、高裁で逆転勝訴をしています。

この裁判は全国的にも大きなニュースとなりました。

勝村久司さんはこの裁判で傍聴者にアンケート用紙を配ったり、アンケートを書いてくれた方にお礼の電話をしたりといった活動もしています。

勉強会などにも出席しつつ、10年近く裁判を続けてきました。

和解勧告も拒否し、妥協することなく裁判を迎えています。

勝村久司が訴える情報公開の大切さ

勝村久司さんは自らの経験も踏まえ、度々、医療現場の情報公開を訴えてきました。

カルテだけでなく、医療機関から健保組合に医療費の請求を行うレセプトを開示する仕組みが大切と述べています。

レセプトには、請求の根拠となる薬や医療行為に関する全てが記録されているからです。

私たち一般患者に対しては、明細書をもらって医療内容をチェックするようにとアドバイスも行っています。

 

勝村久司が所属した組織


勝村久司さんは医療裁判だけでなく、多くの市民活動にも参加してきました。

現在は全国薬害被害者団体連絡協議会という組織で副代表世話人を務めています。

勝村久司さんが参加する会
・陣痛促進剤による被害を考える会
・医療情報の公開・開示を求める市民の会

医療情報の公開や開示を求める市民の会は、1997年に実現したレセプト開示義務化に貢献しています。

勝村久司は中央社会保険医療協議会にも参加

勝村久司さんは長年の活動が注目され、中央社会保険医療協議会で「患者側」として初めて委員となりました。

診療報酬改定において、全ての患者さんに明細書を渡して欲しいという思いを持ち活動しています。

2006年、2008年、2010年と三度の改定を経て、最終的に全ての患者に明細書発行が義務づけられる方針が決まりました。

昔と違って病院の会計時により多くの情報を受け取ることができるようになったのは、勝村久司さんの活動によるところも大きいですね。

勝村久司さんは2005年から2011年まで6年間、この委員を務めています。

勝村久司の著書

勝村久司さんは長年の活動から、何冊か著書も出しています。

勝村久司さんの著書
・『ぼくの「星の王子さま」へ~医療裁判10年の記録~』(2001・後に文庫化)
・『患者と医療者のためのカルテ開示Q&A』(2002)
・『レセプト開示で不正医療を見破ろう!』(2002)

『ぼくの「星の王子さま」へ~医療裁判10年の記録~』は、10年の裁判の経過が克明に記載されています。

裁判で勝村久司さん自身がどんな思いを持ちながら裁判に臨んだかも記録として残っており、貴重な資料とも言えます。

行動を起こす事で変わる事もある社会

様々な視点をもちあわせたいですね

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薬害被害予防などに尽力する勝村久司


勝村久司さんは現在も、医療事故や薬害被害予防などのため、様々な活動に尽力しています。

かつては患者への説明が十分でなかった医療現場で情報開示がこれだけ重要視されるようになったのは、勝村久司さんらの活動によるところも大きいでしょう。

こうした方の活動について知ると、私たちも病院で領収書や明細書を受け取る際などに内容を確認の重要性に気づかされます。

今回は、勝村久司のwikiプロフや経歴!活動のきっかけは?家族について!をテーマにリサーチしました。

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