加藤幹典さんをご存知ですか?
2007年のドラフト会議で、東京ヤクルトスワローズから1位指名を受けて、鳴り物入りで入団した元投手です。
しかしプロ入り後は投手としては致命的な肩の故障に悩まされ、全く活躍できずに5年で引退することになりました。
今回はそんな加藤幹典さんについて、加藤幹典の経歴や評価!なぜ野球教室を始めたの?現在の年収は?をテーマに詳しくご紹介しましょう。
加藤幹典のプロフィール
出身地:神奈川県横浜市緑区
誕生日:1985年6月4日(35歳)
身 長:180cm
体 重:76kg
ポジション:投手
プロ入り:2007年 大学生・社会人ドラフト1巡目
初出場:2008年3月30日
最終出場:2011年10月4日経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)神奈川県立川和高等学校
慶應義塾大学
東京ヤクルトスワローズ (2008 - 2012)
加藤 幹典(かとう みきのり)さんは、神奈川県横浜市出身の元プロ野球選手(投手)です。
プロ野球選手で東北楽天ゴールデンイーグルスに所属した投手の加藤貴大は実弟に当たります。
加藤幹典のプロ入り前の経歴
加藤幹典さんは小学校1年生の時、横浜市緑区少年野球連盟の寺山スネークスで野球を始めます。
横浜市立中山中学校では軟式野球部に所属。
川和高校へ進学後は1年次の秋季県大会からエースピッチャーを務めました。
3年次には内竜也さん、吉田幸央さんと共に「神奈川公立BIG3」と称されました。
慶應義塾大学環境情報学部(SFC)に進学し投手陣の柱となり、1年次の秋のリーグ戦で防御率1.07と抜群の安定感を見せて5勝を記録し、チームの優勝に大きく貢献します。
更に最優秀防御率とベストナインを受賞しました。
第35回明治神宮野球大会にも出場し決勝戦で登板しましたが準優勝に止まりました。
4年次には第36回日米大学野球選手権大会日本代表に選出されます。
語学にも優れる加藤は渡米の際に英語によるスピーチを行いました。
リーグ戦では最速150km/hのストレートと縦・横のスライダー、シュートを駆使します。
リーグ通算64試合登板し30勝17敗、防御率2.14。21世紀初、20人目の30勝投手と慶應義塾野球部史上最多の371奪三振を記録しています。
2007年11月19日の大学生・社会人ドラフト会議では、大場翔太さん、長谷部康平さんと共に「大学生BIG3」と称され、前年の対六大学選抜戦での対戦経験もある東京ヤクルトスワローズから単独指名を受けます。
指名当日には高田繁新監督が直接挨拶に訪れ、1週間後の仮契約では契約金1億円、年俸1500万円、出来高払い5000万円(いずれも推定)という好条件、更に石井一久さんの後継者として「16」の背番号を与えられ球団側の期待の高さを窺わせました。
加藤幹典のプロ入り後の経歴
2008年はセ・リーグでは唯一の新人開幕1軍スタートとなり、3月30日対巨人戦にてプロ初登板、7安打2与四球2失点で粘るも4回2/3で降板、初勝利はなりませんでした。
結局1年目は8試合に登板し防御率8.86と散々で、即戦力投手としての期待には応えられませんでした。
2009年9月18日対巨人戦にてシーズン初登板。
しかし4連打の後に阿部慎之助さんに本塁打を浴び1アウトも取れずに降板します。
2009年の登板はこれだけでした。
2010年7月8日対阪神戦で約2年ぶりに先発登板し、5回3失点でプロ入り後初勝利を挙げました。
ファームでもチームトップタイの7勝を挙げ防御率も5点台から3点台に改善しています。
2011年は中継ぎ5試合のほか6月29日の巨人戦に先発するも、初回に3ランを浴びるなど、結果を残せず降板(そのあと同点で引き分けに持ち込んだ)。
翌日登録抹消され以降一軍登板なしに終わります。
2012年シーズンは一軍での登板はなく、10月2日に戦力外通告を受け現役を引退しました。
2007年にドラフト1位で入団したものの、終始左肩の故障に悩まされ続けたプロ生活でした。
加藤幹典の現役時代の成績
加藤幹典の現役時代の成績は次の通りです。
年度 球団 登板 防御率 三振数 四球数
2008 YS 8 8.86 8 8
2009 YS 1 - 0 0
2010 YS 8 6.60 7 9
2011 YS 6 9.00 4 7
2012 YS 0 - - -
通算 YS 23 9.13 19 24
※YS=東京ヤクルトスワローズ
この成績では引退はやむを得ないでしょう。
加藤幹典の会社とは?
加藤幹典さんは現役を引退後の2012年12月1日からヤクルト本社の宅配営業部に勤務していました。
また2016年の秋から母校の川和高校で非常勤コーチに就任しています。
そして2018年に株式会社FORMICを立ち上げて代表取締役となり、スポーツ教室などの事業を行っています。
会社の詳細については次の通りです。
社 名:株式会社FORMIC
代表者名:加藤 幹典
郵便番号:355-0028
住 所:埼玉県東松山市箭弓町1-10-10-201
メールアドレス:kato@formic.co.jp
取引先金融機関:埼玉りそな銀行 巣鴨信用金庫
事業内容:スポーツ教室事業 アスリートのキャリア支援事業 飲食店事業引用元:https://formic.co.jp/company/
加藤幹典の手掛けている事業は?
株式会社FORMICは現在2つの事業を手掛けています。
1つは2019年3月から横浜駅直通の複合型エンターテインメント施設「アソビル」(asobuild)の屋上で行っているマルチスポーツコートです。
マルチスポーツコートはバスケットコート、フットサルコートが1面ずつとられ、かけっこエリアと観戦エリアも完備しています。
コートのレンタル利用の他、元プロ選手が教えるスポーツ教室プログラム「ヒーローズアカデミー」が体験できるようになっています。
講師には加藤幹典さんや元ヤクルトの上野啓輔さん。
元横浜の古木克明さんやバスケットボールの三浦佑太さんが揃っています。
今一つの事業はボルダリングスタジオ「BEAM」の経営です。
都内の池袋で運営しており、2019年7月にオープンしましたが、同年の12月28日に無期限休業となりました。
しかし2020年2月頃から再開されています。
TEL:045-594-6217
MAIL:info_sports@asobuild.com
受付時間 11:00~22:00
TEL:03-6907-0860
加藤幹典はなぜ会社を立ち上げたの?
会社を立ち上げた思いについて加藤幹典さんは次のように語っています。
「スポーツ選手の“その先”を創出していきたい。まずは自分で発信していくことが大事かなと思っています。その中でスポーツのブランディング事業に取り組みたい。セカンドキャリアの橋渡しをできればと思っています」
引用元:サンスポ 2019.6.6 13:09(https://www.sanspo.com/baseball/news/20190606/swa19060613090005-n1.html)
ドラフト1位で入団しながらも肩の故障で活躍できずに引退した加藤幹典さんの想いが伝わります。
加藤幹典の現在の年収は?
社長の年収は会社の資本金と社員数、売上などから推測することが出来ますが、加藤幹典さんの会社はそのいずれも公開していません。
したがって加藤幹典さんの現在の収入は不明ということになります。
しかしボルダリングスタジオの経営も順調ではないようですから、ヤクルト本社の宅配営業部に勤務していた頃よりも低い可能性があります。
年収は数百万円にとどまるかも知れません。
加藤幹典さんの解説動画を発見!!
慶応の野球部での活躍、凄かったですよね♪
ユニフォーム姿、もっと見たかったですね^ ^
怪我がなければと考えてしまいますね。
様々なセカンドキャリアを歩むアスリートたちをもっとチェックしてみませんか?
こちらからご覧いただけます♪
加藤幹典にこれからも注目
以上、加藤幹典さんについて見てきました。
スポーツ選手のセカンドキャリアは厳しいものがあります。
元スポーツ選手の多くは、出来れば専門のスポーツで職を得たいと考えるものですが、そうした仕事は少ないのが現状です。
加藤幹典さんもそれを痛感したのでしょう。
自ら会社を立ち上げたのは素晴らしいと思います。
ボルダリングスタジオの経営が安定して、会社の売上の柱の1つになることを祈っています。
今回は、加藤幹典の経歴や評価!なぜ野球教室を始めたの?現在の年収は?をテーマに詳しくご紹介しましょう。