山中俊治がデザインした車や時計が格好いい!3Dプリンタ製義足が凄い!

山中俊治さんは様々な受賞歴のあるインダストリアルデザイナーで、現在は大学教授として講義をしています。

学歴や経歴を見ると、随所で興味深い人生の岐路を経験しています。

車からデザイナーのキャリアが始まってり、その後は車だけでなく時計や義足など様々な分野のデザインに携わっているのです。

3Dプリンタの技術が進化する中、次はどんなものをデザインするかにも注目が集まっています。

そこで今回は、山中俊治がデザインした車や時計が格好いい!3Dプリンタ製義足が凄い!をテーマにまとめてみました。

 

山中俊治のプロフィール

山中俊治(やまなか しゅんじ)


生 年:1957年
出身地:愛媛県
学 歴:私立愛光中学校・高等学校→東京大学工学部産業機械工学科卒
所 属:東京大学
職 業:インダストリアルデザイナー・東京大学教授

山中俊治さんは1957年生まれのデザイナーで大学教授です。

誕生日に関しては確かな情報がありませんでしたが、1957年生まれなので2021年現在63~64歳となります。

愛媛県出身で、高校まで地元の学校に通っています。

山中俊治は東大で漫画にはまる

山中俊治さんは絵を描く事は子ども時代から好きでしたが、将来の夢をデザイナーに決めていたわけではありません。

一番の大学を目指して東大に合格しますが、東大でも何をするか決めていませんでした。

そのため2年生の時に漫画にはまり、卒業までに6年かかりました。

デザインに興味を示すようになるのは大学4年生からで、動くものを作りたいと考え機械工学を専攻にしました。

山中俊治は日産デザイナー

山中俊治さんは東大卒業後、日産自動車に入社しています。

珍しい経緯で入社しており、研究室の先生から紹介で会うことができたデザイン部長に直接入社できるか質問していました。

最初は描いてきた漫画を見せ、次は車のデザインをプレゼンしたところ才能が認められ、デザイナーとして採用されます。

当時は免許も持っておらず、デザインの専門的な勉強をしていたわけでもなかったので、珍しい経緯からカーデザイナーになっています。

 

山中俊治がデザインした車や時計が格好いい!


山中俊治さんは大学を卒業した1982年から1987年まで、日産のデザインセンターというところでエクステリアデザイナーの仕事に就かれています。

1987年に独立しますが、独立当初は仕事がなかった時期もあると述べていました。

しかし、独立後の1989年にも日産自動車のインフィニティQ45のデザインに携わっており、1994年にはLEADING EDGE DESIGNを立ち上げ代表に就任しています。

その後もAppleのDrawingBoardなど様々な製品の開発に携わり、幅広く活躍してきました。

通信技術やロボットなどサイエンスの分野とアートを融合させるなどの実績は、さすが東大工学部出身ですね。

山中俊治の大学教員としての経歴

山中俊治さんは自らデザイナーとして活躍するだけでなく、大学教員としても長く講義をしてきました。

1991年から1994年まで東京工業大学で助教授、2008年から2013年までは慶應義塾大学で教授を務めています。

2014年からは母校の東京大学で教授になり、生産技術研究所というところに研究室を構えています。

山中俊治の著書

デザイナーかつ研究者として顕著な実績を持つ山中俊治さんは、著書も出版してきました。

代表的な著書
・『機能の写像』(2006)
・『デザインの骨格』(2011)
・『カーボン・アスリート 美しい義足に描く夢』(2012)

研究室では生き物らしいプロトタイプを3Dプリンタでデザインする取り組みなどにも携わっており、今後の研究発表にも注目です。

 

山中俊治の3Dプリンタ製義足が凄い!


山中俊治さんの研究室では、『美しい義足』というプロジェクトも進めています。

義足の美観といえば普通の足に見せるようなカバーが思い浮かびますが、山中俊治さんのデザインする義足はそういうものではありません。

アスリートが装着する義肢そのものを「美しい」と思える様にデザインをしています。

隠すのではなく、積極的に「見せる」デザインにしようという考え方の転換が凄いですね。

時計もデザインする山中俊治

山中俊治さんがデザインしたものの中で、私たちの生活に身近なものの1つが時計です。

セイコーのINSETTOというブランドを、2001年にデザインしました。

現在は製造中止になっていますが、「昆虫」という意味のある名前の時計で、生物の温かみを感じさせる独特のフォルムが美しい物です。

山中俊治の受賞歴

山中俊治さんはデザイナーとして、受賞歴があります。

山中俊治さんの受賞歴
・毎日デザイン賞
・ドイツIF デザイン賞
・グッドデザイン賞

2010年には「Tagtype Garage Kit」という作品がニューヨーク近代美術館パーマネントコレクションに選ばれました。

これは日本語入力デバイスなのですが、代表的な入力デバイスであるキーボードとは全くデザインが異なっています。

左右に5個ずつのボタンが2列に配置されていて、両手で握るゲームコントローラーに近い見た目をしているのが特徴です。

デザインの完成度が高いだけでなく、機能面でも優れいている事が評価のポイントになっています。

山中俊治さんのデザインが美しいのは何故なのか♪

デザイン画から見入ってしまいます^ ^

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山中俊治のデザインに注目


山中俊治さんはカーデザイナーからデザイナーのキャリアをスタートしましたが、現在では工業製品だけでなく幅広い分野のデザインをしています。

大学で取り組む研究も先進的で、アートと先進技術が組み合わさった時の機能美には圧倒されてしまいます。

今後の活動にも注目です。

今回は、山中俊治がデザインした車や時計が格好いい!3Dプリンタ製義足が凄い!をテーマにまとめてみました。

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