中野瑞樹さんと言えば、「果物しか食べない人」として話題になった方です。
なぜ、果物しか食べないのか、気になります。
そもそも、果物だけでは、膵臓等の臓器に負担がかかり過ぎないか心配です。
他にも、果糖の取り過ぎにならないかも、非常に気になるところです。
そこで、中野瑞樹さんのwikiプロフ等を紐解いて、不思議な食生活について、調べてみることにしました。
また、食事の梨は膵臓に負担がかかるのか否か、また果物に含まれる果糖についても調査しました。
中野瑞樹のプロフィール
生年月日:1976年
出身地: 和歌山県
学歴:京都大学(農)卒業
主な経歴:アメリカ国立海洋大気庁 客員研究員、東京大学(工)教員
中野瑞樹さんは、「果物しか食べない人」として、バラエティ番組に出演した事で注目を集める事になりました。
現在は、「身体を張るフルーツ研究家」として、現在セミナーや講演などを行っています。
中野瑞樹のwikiプロフ
中野瑞樹さんは、子供の頃に見たテレビ番組がきっかけで、砂漠緑化の研究者を志します。
そして、進学したのは、京都大学農学部です。
在学中に、客員研究員として、アメリカ国立海洋大気局に務めています。
かなり、勉強熱心な方の様です。
帰国後は、東京大学工学部の教員をしていました。
そんな経歴を持つ、中野瑞樹さんですが、何故果物のみの食生活を実践しているのでしょうか?
中野瑞樹は毎食果物を食べている!
中野瑞樹さんは、2009年9月から、毎日三回の食事をほとんど果物のみにしています。
理由は、果物のみの食生活が、身体へどの様に影響するのか、自らの身体で調べている様です。
中野瑞樹さんは、元々は普通の食生活を送っていました。
肉や魚、お酒も飲んでいたと言います。
中野瑞樹が果物のみの食生活をはじめた理由
中野瑞樹さんが、この実験をはじめたきっかけは、一冊の本でした。
中野瑞樹さんは、東京大学教員時代に、「FIT FOR LIFE」と言う本と出会います。
この本は、1980年代に、アメリカで出版されたものでした。
内容は、健康の為に、野菜や果物を食べましょうという内容でした。
中野瑞樹さんは、この本の中で、「フルーツは完全食である」と言う一節に、強い衝撃を受けた様です。
健康の為に、多くの人が果物を食べれば、それだけ果物の生産者が儲かる事になります。
需要があれば、生産者は果物の生産量を増やし、その分、緑も増える事になります。
元々、中野瑞樹さんは、学生時代に砂漠緑化の研究をしていたそうです。
そうした関係から、「果物を食べることは回りまわって環境問題解決にも繋がるのではないか」と考えられた様です。
中野瑞樹の人体実験の結果
中野瑞樹さんは、自分の身体を使って、「果物をたくさん食べた場合、人体にどういった影響が出るのか」を、調べる事にしました。
一日三食と決めず、喉が渇いたり小腹が空いた時に果物を食べるようにし、水分補給も直接水を飲むことはせず、果物から取るようになりました。
結果は、中野瑞樹さんの体重は減り、骨密度は一般の数値よりも三割程高くなったそうです。
他にも、肌がすべすべになったり、体力がついて疲れにくくなった等の、効果があったと語っています。
食事の梨は膵臓に負担がかかる?
一方で、ここまでは果物は身体にいいという印象を持ちましたが、例えば、梨は膵臓に負担をかけるという説もある様です。
また、果物には果糖も含まれているのではないか、気になるところ。
これらについても、調べてみました。
梨は食物繊維が多い
まず、膵臓に負担をかける食べ物としては、胃を刺激するようなものや、胃に長くとどまる物が上げられます。
アルコールや香辛料、脂の多い物の他、食物繊維の多いものも該当します。
その点で、梨は食物繊維が多いとされているので、「梨は膵臓に負担をかける」と言う話に、繋がったのではないでしょうか。
梨は、水分が多く、暑い夏の水分補給や疲労回復に役立つとされる、話もあります。
血圧を下げる効果のあるカリウムも含まれている為、高血圧の予防にもなるとされています。
食物繊維は、整腸作用や血糖値の上昇抑制効果もあり、一概に多いと良くないと言う物ではありません。
他に何も食べず、梨ばかり食べてしまったら、勿論、健康に影響を及ぼす可能性があります。
しかし、自分の体調を見て、適度に食べるのであれば、問題ないのではないでしょうか。
何より、旬の梨は、非常に美味しいものです。
季節の果物を楽しむのは、体調だけでなく、精神面にも良いでしょう。
果物に含まれる果糖について
果糖とは、果物に含まれる糖質の一種です。
果物には、果糖が多く含まれています。
その為、果物を食べすぎると糖質の過剰摂取となり、中性脂肪の増大につながる恐れがあると言われています。
しかし、中野瑞樹さんは、果物のみの食生活になってから、どんどん痩せたと話しています。
特に、冬場は体温の維持に脂肪を使う為、果物食をはじめる前に70㎏あった体重が、45㎏まで落ちたそうです。
驚異的な落ち方ですね。
そこで、中野瑞樹さんは、冬場にはカロリーが比較的高めの栗などを食べて、体重の維持に努めているそうです。
果物が、糖尿病予防に効くとは驚きですね!
翻訳版の「FIT FOR LIFE」。
あなたの運命も変わるかも?!
研究者の方は、視点が面白いですよね!
中野瑞樹の人体実験の結果が楽しみ
口にするもの、全てを果物にすると言うのは、かなり思い切った行動ですね。
しかし、中野瑞樹さんは、しっかりとした信念と知識の元、これを実践している様です。
果物が、人間の身体にどの位のメリットやデメリットを与えるのか、非常に興味深いですね。
中野瑞樹さんには、これからも身体に気を付けて、実験活動していただきたいですね。