将棋や囲碁では、若いうちから類まれな才能を発揮する「神童」「天才」と呼ばれる方が度々現れます。
芝野虎丸さんもその1人で、名人戦などのタイトル戦でも優秀な成績を収めています。
トップクラスともなればとてつもない額の年収を得られる世界だけに、現在の芝野虎丸さんの年収や賞金も気になるところです。
芝野虎丸さんがどうして囲碁棋士になったのか、経歴や家族についても気になりますね。
そこで今回は、芝野虎丸の経歴や年収！名人戦での成績も調査！家族について！をテーマに調べました。
芝野虎丸のプロフィール
芝野虎丸さんは2020年で21歳、日本トップクラスの実力を持つ囲碁棋士です。
「虎丸」というインパクト抜群の名前の印象とは反対に、見た目は穏やかで純朴そうな雰囲気にギャップを受けます。
芝野虎丸さんは小学生の頃に親が人気コミック「ヒカルの碁」を読んでいた為、兄と一緒に囲碁道場に通うようになりました。
芝野虎丸の経歴
昔の棋士はプロになると高校や大学に通わない方が多かったのですが、現代は高校や大学に通いながらプロを続ける方も珍しくありません。
将棋の藤井聡太さんも、中学生の時から将棋の世界でプロになりましたが、高校進学の道を選ばれました。
しかし芝野虎丸さんは高校に進学せず、プロの囲碁棋士一本で勝負する道を選ばれています。
芝野虎丸は2014年プロに
芝野虎丸さんは2014年プロの登竜門である「院生」研修において一定期間の成績が1位となり、「夏季棋士採用」という枠でプロ入りしています。
プロ入り時の年齢は14歳、囲碁を始めてわずか5年でプロとしての実力を培いました。
現在の囲碁界では「令和三羽烏」という令和時代の中心となるであろうプロ棋士が3人予想されています。
一力遼さん（1997年6月10日生）、許家元さん（1997年12月24日生）、そして芝野虎丸さんの3人であり、芝野虎丸さんは「令和三羽烏」の中でも最年少です。
しかし芝野虎丸さんはこの「令和三羽烏」の中でも一回り抜けた成績を出しており、囲碁界で次世代を担う筆頭となることは間違いありません。
芝野虎丸の持つタイトル
芝野虎丸さんは囲碁の最高タイトル「七大タイトル」を3つ獲得しています。
現在は王座（2019～20、2期2連覇）と十段（2020）の二冠です。
2019年には名人位も獲得しており、残る棋聖、本因坊、碁聖、天元のタイトル戦にもいずれ登場することが期待されます。
芝野虎丸の名人戦などでの記録
芝野虎丸さんが凄いのは、プロの囲碁棋士界で次々と「最年少」や「最短」という記録を塗り替えている事です。
・最年少七大タイトル（19歳11か月・名人位）
・最年少名人戦リーグ入り（17歳11か月）
・最年少・最短本因坊リーグ入り（17歳9か月、3年0か月）
・最年少七大タイトル二冠（20歳0か月）
・最年少七大タイトル三冠（20歳7か月）
これだけ見ても、とんでもない棋士が現れたということが分かります。
ちなみに井山裕太さんの最年少グランドスラム（七冠）は23歳10か月、この更新も夢ではありません。
芝野虎丸の年収
日本棋院では、賞金と対局料のランキングが毎年発表されています。
2019年の芝野虎丸さんの成績は井山裕太さんに次ぐ2位、6766万円と発表されました。
賞と対局料以外の出演料や著書での収入などを考えると、芝野虎丸さんの年収はかなりのものになっているはずです。
芝野虎丸の家族について
芝野虎丸さんは兄の芝野龍之介さんもプロ棋士です。
幼い頃は一緒の囲碁道場に通っていました。
弟の芝野虎丸さんのほうが圧倒的な成績を残している事から、実力が全てである囲碁の世界の厳しさも感じます。
藤井聡太と対談した芝野虎丸
芝野虎丸さんは若い頃からタイトルを奪取する活躍が、将棋の藤井聡太さんと比べられる事がありました。
2020年末にはその2人の「夢の対談」が実現しています。
他にもニューヒロインとして期待される仲邑菫さんと対局するなど、芝野虎丸さんはすでに囲碁界の「顔」として活躍しつつあります。
穏やかだけど棋風は攻撃的な芝野虎丸
芝野虎丸さんは見た目の雰囲気通り非常に穏やかな性格で、対局する時はほとんど無音で石を置き相手の思考を邪魔しない気配りをされています。
しかし囲碁に関しては物おじしない性格で、棋風についてはたびたび攻撃的で戦いに強いといった表現がなされます。
相手を気にせずいつも通り自分の囲碁を打てる強みは、インターネット対局での経験が大きい可能性もあります。
芝野虎丸棋士が1人質問コーナーを展開♪
これは貴重ですね^ ^
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七大タイトル制覇も視野に入る芝野虎丸
あまりに地味なので載せないつもりだった動画です。
21歳記念にプランクを体感2分1秒やりました。(動画は8倍速です)
普段は一回30秒×2の1分でやってるので、後半特にバテバテです。
姿勢ややり方がおかしいというコメントは、歓迎です笑 pic.twitter.com/77BsCsQZ3c— 芝野虎丸 (@abih_sarot) November 14, 2020
芝野虎丸さんは既に3タイトル・と4期の七大タイトルを獲得しました。
井山裕太さんの最年少記録を破る期待もかかる天才若手棋士が、今後どのような活躍を見せるか期待しましょう。
七大タイトルグランドスラムとなれば、さらに知名度アップも間違いありません。
今回は、芝野虎丸の経歴や年収！名人戦での成績も調査！家族について！をテーマに調べました。
