年を重ねてから新たな挑戦を続ける方、人のために役に立つ活動をしている方には頭が下がりますね。
水野達男さんは、50代になってからアフリカで蚊帳を広める活動を続けマラリヤ予防に尽力している方です。
学歴が高く年収も高い一流企業に勤めていた方ですが、その後の活動はドラマに満ちています。
日本とは文化・常識が大きく異なる地で苦労も多い中、多くの人命を救う貢献をしてきました。
アフリカで活躍する水野達男さんの学歴・職歴といった前半生のプロフィールや気になる年収などについて調べました。
さらに、水野達男さんが予防・撲滅しようとしているマラリヤという病気についてや、現地で生産されている蚊帳についても見てみました。
今回は、水野達男の学歴や年収!マラリヤを予防する蚊帳との関係!アフリカの使用国の数!をテーマにまとめています。
水野達男のプロフィール
生 年:1955年
出身地:兵庫県西宮市
学 歴:北海道大学農学部卒業
職 業:NGO法人「マラリア・ノーモア・ジャパン」理事
水野達男さんはアフリカや東南アジアで蔓延する病気、マラリヤの撲滅を目指すNPO法人で理事を務めている方です。
日本はもちろん、国を超えた機関との連携や政策提言などを行い現在もマラリヤ予防に尽力しています。
「マラリア・ノーモア」は国際NGOで、2006年に設立された新しい組織です。
水野達男は元住友化学部長
水野達男さんは、大学卒業後レインボー製薬に就職、1999年には住友化学に入社しました。
住友化学では生活環境事業部ベクターコントロール部部長という幹部になっており、かなり年収の高い地位に就いて活躍していたエリートビジネスマンです。
「ベクター」とは媒介者という意味で、人間にやっかいな病気を媒介する蚊やネズミ、コウモリなどが該当します。
水野達男さんは住友化学時代から蚊の撃退に携わる仕事をしており、マラリヤの多いアフリカを視察することもありました。
水野達男はタンザニアの蚊帳製造で功績
水野達男さんは住友化学時代、アフリカ・タンザニアの工場で蚊帳の製造プロジェクトに携わってきました。
現地で雇用を生み出す現地主役型のビジネスを展開するにあたっては苦労も多くありましたが、数々の苦難を乗り越え蚊帳の製造工場を軌道に乗せています。
水野達男さんは多忙な日々の中で「うつ」にかかりますが、この仕事で見てきた経験が頭をよぎり、現在のNGO法人への転身のきっかけとなりました。
水野達男は50代からNGOに転身
水野達男さんはアフリカで見たマラリヤの現状が忘れられず、50代を過ぎてからNGO「マラリア・ノーモア・ジャパン」に参画します。
2012年には立ち上げた「マラリア・ノーモア・ジャパン」で専務理事兼事務局長に就任し、各地で講演などを行ってきました。
現在の役職は理事となっています。
水野達男は自らの経験を著書に
水野達男さんは今までのマラリヤとの戦い、人生を考え直したきっかけなどを本にまとめています。
「人生の折り返し地点で、僕は少しだけ世界を変えたいと思った。 ―第2の人生 マラリアに挑む」という著書です。
水野達男が立ち向かうマラリヤは貧困地域の脅威
水野達男さんが立ち向かう病気、マラリヤはハマダラカという高温多湿地帯に住む蚊が媒介する病気です。
そのため、日本ではまず見られない病気ですがアフリカや東南アジアでは長年猛威を振るってきました。
このマラリヤが、アフリカなどの貧困に大きな影響を与えていると考える見方も少なくありません。
水野達男の実績は蚊帳の普及
水野達男さんが住友化学・NGO「マラリア・ノーモア・ジャパン」で功績を残してきたのは、なんといっても蚊帳の普及です。
住友化学の「オリセットネット」という蚊帳は、防虫効果が長続きする製品としてWHOでも認められました。
マラリヤはとにかく蚊の駆除が大切なので、このネットを多くの家庭に普及させることは予防に非常に意味のあることです。
現在、このオリセットネットはタンザニアの他ベトナムでも生産され、およそ100か国で使用される商品となりました。
水野達男が予防に尽力するマラリヤは研究途上
マラリヤはかかってしまうと必ず亡くなってしまう病気ではありませんが、マラリヤの種類によっては発見が遅れると現在でもなくなる方が少なくありません。
現在マラリヤの治療や予防の研究が進められていて、特に衛生対策の難しい貧困層でどうマラリヤを防ぐかは大きな課題です。
蚊帳は比較的低コストで取り組めるマラリヤ対策の一環ですが、蚊帳すら取り付けられていない環境で暮らす方も決して少なくありません。
水野達男の挑戦に多くの人が感銘
水野達男さんのマラリヤ予防への取り組みを知った多くの方が、その挑戦に感銘を覚えています。
特に50代、一度うつを発症してからなお「世界を少しでも変えたい」という意志で活動できるのは素晴らしいことですね。
リタイヤ目前世代の方だけでなく、若い方にもチャレンジ精神に刺激を与える生き方と言えます。
水野達男さんはどんなビジネスマンだったのでしょうか?
うつ病から立ち直り、困っている現場に戻るって強いですよね^ ^
蚊帳って守られている感じしますよね。
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マラリヤ撲滅に向け海外出張も多い水野達男
水野達男さんのマラリヤ撲滅に向けた闘いは、貧困などの問題もあり簡単に終わるものではありません。
マラリヤの多い海外出張も多い仕事ですが、現地の方々のために苦労を惜しまない仕事ぶりで多くの方の命を救ってきました。
いつの日か水野達男さんらの努力によりマラリヤの撲滅が実現すれば、アフリカなどの発展がなお一層進む可能性も見えてきます。
今回は、水野達男の学歴や年収!マラリヤを予防する蚊帳との関係!アフリカの使用国の数!をテーマにまとめています。