塚本康浩さんという方をご存じでしょうか。
塚本康浩さんはダチョウの研究をしている獣医さんです。
そして、そのダチョウの研究から、インフルエンザ予防のマスクを開発した人なのです!
インフルエンザ予防になるなら、もしかしてコロナにも有効なのでは……?
今回は今一番気になるコロナへの有効度や、そんな研究をしてる塚本康浩さんの母校などについて調べてみました。
塚本康浩のプロフィール
塚本康浩さんは獣医師・獣医学博士です。
1968年京都府生まれ。
子供のころから無類の鳥好きで、小学生の頃にはインコやニワトリなど、様々な鳥を飼育していました。
小学校6年の時、不注意から飼っていた文鳥を死なせてしまった事が、獣医を目指すきっかけとなりました。
大学卒業後は、世界一大きな鳥「ダチョウ」に憧れ、観察を始めました。
塚本康浩とダチョウ
ダチョウに夢中になった塚本康浩さんは、ダチョウ牧場の「オーストリッチ神戸」のダチョウ主治医になります。
そこで塚本康浩さんは、ダチョウの免疫力が高い事に気づきます。
そこで、塚本康浩さんはダチョウの研究を本格的に始めました。
ダチョウはけがにも強く、感染症にほとんどなりません。
この研究の結果、ダチョウは他の生き物に比べ、早くウイルスに対する抗体をつくる事や、その抗体が強い事が分かりました。
ここから、「ダチョウ抗体」の研究へと繋がっていきます。
ダチョウ抗体ってなんだ!?
ダチョウ抗体とは、ダチョウに無害化したウイルスを注射すると、そのダチョウの体内でウイルスに対する抗体が作られます。
その抗体が、生まれる卵にも含まれるようになると言う物です。
ニワトリなどでも同じことは出来ますが、ニワトリの卵は小さく、少量の抗体しか取り出せません。
しかし、ダチョウの卵はニワトリの卵の25〜30倍もあります。
ひとつの卵から取り出せる抗体の量も、ずっと多くなるのです。
ダチョウは暑さ寒さにもわりと強く、餌も雑食で、飼育は比較的簡単です。
繁殖力にも優れていて、多い場合には、年間で100個近い卵を産む場合もあります。
これにより、塚本康浩さんはダチョウ抗体の大量生産に成功しました。
塚本康浩の研究はコロナにも有効なの?
少量しか作れなかった抗体が大量生産できるようになったことから、今までとは違った抗体の使い方が出来るようになりました。
それが、抗体マスクです。
見た目は普通のマスクと変わらないかんじですが、一番上のフィルターにダチョウ抗体が塗られています。
ダチョウ抗体により、ウイルスを遮断して予防効果が増すことが期待できるそうです。
今現在は、医療機関を優先に出荷されているそうですが、徐々に一般の人も買えるように切り替わりつつあるようです。
ダチョウ抗体マスクは結局コロナ予防は出来るの?
今現在販売されている、ダチョウ抗体マスクについては、まだコロナウイルスを用いた遮断検証はされていないようです。
ですが、既に塚本康浩さんは、新型コロナウイルスに反応するダチョウ抗体の開発に成功したと発表しています。
今後も、ダチョウ抗体マスクはさらなる改良がなされることが期待できます。
ダチョウ抗体スプレーもあります!
マスクと共に注目されているのが、”ダチョウ抗体スプレー”です。
その、ダチョウ抗体スプレーの写真がこちら。
詳しい成分とかも調べましたが、詳しい情報にたどり着くことはできませんでした。
言えることは、塚本康浩さんがマスクの様に、ダチョウの卵から交代を取り出して作ったのが、写真のダチョウ抗体スプレーです。
実際に、実戦で役立つ事に期待したいですね。
塚本康浩の出身校はどこ?
今まさに注目の研究をしている塚本康浩さん。
一体どんな学校で過ごしていたのでしょうか。
通っていた高校については情報が出てきませんでした。
大学は、1994年に大阪府立大学農学部獣医学科を卒業しています。
大阪府立大学は、本部が大阪府堺市にあります。
2005年に旧大阪府立大学、大阪女子大学、大阪府立看護大学の3大学が統合され、現在の形になりました。
前身となる旧大阪府立大学は、大学の起源を1883年に設置された獣医学講習所としています。
その後、カナダ・ゲルフ大学獣医学部で客員研究員を務め、1998年に大阪府立大学大学院農学部生命科学研究学科 博士課程 獣医学専攻を修了しています。
更に、出身校である大阪府立大学講師や、京都府立大学大学院生命環境科学研究科教授に就任。
2020年4月に、京都府立大学学長に就任しています。
テレビでも取り上げられていますね!
ダチョウ抗体スプレーを探し見たらありました♪
たぶん、これだと思います!
学者さんも学長さんも十人十色で、様々な専門分野で活躍されていますね!
塚本康浩の研究の根源
あるインタビューで、塚本康浩さんはこう語っています。
小学生のころから鳥を飼い始めているので、もう数え切れないほど多くの鳥を飼ってきたことになります。
そして、いまは世界最大の鳥を飼育している。しかし、多くの鳥を飼ってきたということは、その死に接したということも意味します。
私が、「ダチョウ抗体をなるべく多くの人を救うことに使いたい」と考えるのも、これら亡くなった鳥たちの命を無駄にしなくない、という思いをもっているからです。引用元:WAOサイエンスパーク
http://s-park.wao.ne.jp/archives/1383
ウイルスや抗体の難しい研究をしているのだから、塚本康浩さんも厳しい人なのかな?とも思いましたが、その根底には鳥たちへの愛情と、多くの人を救いたいという優しい博愛の心があるようです。
いまだ去らない、コロナウイルスの脅威に立ち向かってくれている塚本康浩さん。
これからも応援したいですね。