明石家さんまさんが出演する情報バラエティ番組「ホンマでっか!?TV」で、脳科学に関してキレのある知識を披露することで話題となっている澤口俊之さん。
そのコミカルなキャラクターが人気となっていますが、脳科学に関しては日本の第一人者の一人であり、ノーベル賞受賞に近い方との声もあります。
澤口さんの経歴はどのようなものなのでしょうか、また自身が開発した「数字カード」とはどんなものなのでしょうか。
また年収や講演料はいくらなのでしょうか。
今回は、脳科学者として有名な澤口俊之さんの経歴や年収、「数字カード」や講演料の値段にノーベル賞に近いとの意見についてまとめました。
澤口俊之とはノーベル賞も近い脳科学者
澤口俊之さんは、脳科学者です。
1959年2月23日生まれの60歳であり、東京都出身です。
脳科学者として様々な研究を行ったり教授として勤務するかたわら、テレビ出演や講演・著書発行などを行って自身の研究の知識の普及に努めています。
また発達障害児等の教育に関しても専門家であり、2005年には「数字カード法」という訓練方法を開発しています。
世界的に様々な大学で研究したり教授を経たのちに、現在では武蔵野学院大学国際コミュニケーション学部の教授を務めています。
澤口俊之の経歴
澤口さんは東京都立両国高校を卒業した後、北海道大学理学部生物学科に進学しています。
その後に京都大学大学院に進学し、大脳生理学の権威とも称される久保田競教授に師事し、1987年に理学博士の学位を得ています。
翌年1988年には渡米し、エール大学医学部神経生物学科の研究室に研究者として所属し、約5年間研究に励んでいます。
帰国後に大学の助手などを務める中で、1996年に北海道大学文学部の助教授として就任し、1999年には教授に昇格します。
2006年に北海道大学を退職した後、株式会社人間性脳科学研究所の所長に就任、脳科学や発達障害などの教育相談の業務を行っています。
2011年に 武蔵野学院大学の教授に就任しており、現在まで続いています。
澤口俊之が開発した「数字カード法」
澤口さんは、発達障害の改善に効果があるとされる「数字カード法」の開発者です。
この数字カード法の具体的なやり方に関してはネット上で確認することはできず、澤口さんの著書や発売アイテム、また相談した人しか解らない模様です。
澤口さんは数字カードについて、以下のように語っています。
数字カード法にご注意
数字カード法は,私たちが2005年に世界で初めて子ども(8歳未満)用に開発したワーキングメモリ訓練の一種で,本来は,知能・IQ(特に一般流動性知能gF)を大幅に向上させる方法論だった(きちんとやれば健常児ならIQは150を簡単に超える)。それを各種発達障害の改善用に発展させつつ応用してきたのが,現在の数字カード法である。
この方法は原理がしっかりしているせいもあって,数字カード法を超える非薬物的改善法は世界的にも未だに無いと言っていい。しかも,ADHDや自閉症スペクトラム障害のみならず,知的障害や学習障害,さらにはダウン症などの染色体異常を含めた多様なケースで使える(健常児ではまさに科学的英才教育法で,コスパも非常に高い。IQ向上に限っても,これほど簡便かつ短期間でこれほどの向上効果がある方法は,私自身が開発した他の方法を含めて,ここ100年間で(と言うか,有史以来)皆無と言っても過言ではない)。
引用元:脳科学者はかく稽ふ(http://toshi-sawaguchi.life.coocan.jp/blog/2019/03/190310_1.html)
また数字カード法については、様々な要件を考慮した上で行う必要があるとしており、澤口さんや澤口さんの著書の指示なしで行うことは危険であるともしています。
この方法に興味を持ったのであれば、まずは澤口さんの著書に触れることをお勧め致します。
澤口俊之はノーベル賞に近い学者との声
澤口さんは明石家さんまさんの番組である「ホンマでっかTV」に出演しており、そのひょうきんでコミカルな人柄に目を惹かれることが多いです。
とは言え澤口さんの本業は脳科学者であり、そしてその実力は世界に通じるレベルであると言われています。
また番組では澤口さんに対し「現在日本でノーベル賞に近い学者の1人」と評しており、その実力と功績が窺えます。
サイエンス
評論家・澤口俊之の紹介。アメリカの名門「エール大学」で約5年間医学部研究員として勤務し、学術誌「サイエンス」に論文が掲載された脳科学のスペシャリスト。現在日本でノーベル賞に近い学者の1人と言われている。澤口は将来の夢について「人間とは何か」ということだけをわかりたいと語っていた。
引用元:価格.com(https://kakaku.com/tv/channel=8/programID=21592/page=41/)
澤口俊之の脳科学者としての功績と実力
澤口さんは1985年から2012年までに56という膨大な数の論文を作成しています。
参考:澤口俊之の業績目録(http://toshi-sawaguchi.life.coocan.jp/publication_list.html)
またエール大学で5年間研究していたという経歴を考えれば、日本屈指の脳科学者という評判はまず間違いないと言われています。
しかしノーベル賞の科学部門は偉大な科学者の研究結果が沢山出されており、順番待ちの状態であると言われています。
今後、ノーベル賞を受賞することになるのか、注目が集まります。
澤口俊之の年収
大学教授としてのみならず、テレビ出演や講演会、著書発行など忙しく活躍している澤口さんですが、現在の年収はどれくらいでしょうか。
その収入は恐らく2500万~3500万円の間辺りだと思われます。
ここでは上記の種類に分類して、その一つ一つについて探っていきます。
澤口俊之の年収:大学教授
澤口さんは大学教授を務めています。
大学教授の平均年収は
1081万円
参考:キャリアガーデン(https://careergarden.jp/daigakukyoujyu/salary/)
とされており、年齢や性別によって左右されますが、まず1000万円を下回らず、そして大きく上回ることも無い模様です。
そうなると1000万~1100万円辺りが大学教授であることの年収とみていいでしょう。
澤口俊之の年収:印税
澤口さんは自身の研究などを、著書にして発行しています。
Amazonの評価を見る限りでは中々好評を博している模様であり、その本の数も多いです。
しかしベストセラーと呼べるほど販売されたようではない模様であり、それらによる印税は200万から400万円の間辺りでは、と推測されます。
澤口俊之の年収:講演会
澤口さんは講演会を開いたり、また招待されることも多いです。
2020年2月だけでも2件の講演会の予定が確認でき、1年で行う数は最低でも15~20件はあるのでは、と推測できます。
講演会の講演料はその講演の規模やテーマなどによってピンキリと言われていますが、それでも澤口さんなら一件当たり50~80万円ぐらいでは、思われます。
そう考えれば、全体としては1000万円を突破するくらいの金額を見込めると言えるでしょう。
澤口俊之の今後の活躍に注目
今年で60歳を迎える澤口さんですが、その活動は衰えることなく、研究にそしてテレビ出演や講演会などで今後も活躍するものと思われます。
今後、どういった活動をするのか、またどのような影響を脳科学の世界や私たちの生き方に与えるのか、注目が集まります。
今回は、脳科学者として有名な澤口俊之さんはノーベル賞に近い方であるとした声やその経歴、澤口さが開発した「数字カード」、年収や講演料などについてまとめました。