澤芳樹さんをご存じでしょうか?
澤芳樹さんを簡単に言ってしまえば「心臓のお医者さん」です。
それも「すごいお医者さん」です。
経歴や年収とかも含めて、なんだかすごそうでしょう?
そこで今回は、その経歴や年収、さらにベンチャー企業との関係を調べてみました。
澤芳樹とはどんな人物?
名 前:澤芳樹(さわ よしき)
誕生日:1980年3月
役 職:日本再生医療学会理事長
澤芳樹さんは、大阪大学大学院 医学系研究科・心臓血管外科で教授を務めています。
1980年3月に大阪大学医学部卒業後、1989年にフンボルト財団奨学生として、ドイツのMax-Planck研究所心臓生理学部門、心臓外科部門に3年間留学しています。
2006年に大阪大学心臓血管・呼吸器外科教授就任後、大阪大学医学部附属病院未来医療センター長となっています。
現在は大阪大学大学院医学系研究科心臓血管外科教授です。
出身は大阪府。
▼昭和55年大阪大学医学部卒業。医学博士。
平成元年、フンボルト財団奨学生としてドイツMax-Planck研究所心臓生理学部門、心臓外科部門に留学。
その後大阪大学医学部第一外科講師、助教授等を経て平成18年心臓血管外科教授。
大阪大学医学部附属病院ハートセンターセンター長、大阪大学臨床医工学融合教育研究センターセンター長、京都大学iPS細胞研究センター客員教授等を併任。現在は、心臓血管外科教授として日常診療や医局マネージメント、病院運営に追われながら、若手の人材育成に重点をおきつつ、様々な方法で難治性心疾患の治療研究に取り組み、重症心不全に対する再生医療の確立を目指す。
日本循環器学会・日本外科学会等13の学会理事や3つの英文誌編集委員長、医薬品等制度改正検討部会委員などで、医療制度の改革と医療イノベーションの推進に精力的に取り組んでいる。引用元:GLOBIS知見録
https://globis.jp/person_articles/164
澤芳樹の出身高校
心臓外科のスペシャリストとして活躍する澤芳樹先生、出身高校が気になったので調べてみました。
すると高校は大阪府立高校であることが分かりました。
大阪府堺市堺区南三国ヶ丘町2-2-36電 話:TEL:072-233-6005(代)
澤芳樹の長男
お祖父さんや従兄も医師だった澤芳樹さん。
実は澤芳樹さんの長兄も大学の医学部へ進学されていました。
大坂の名門私立甲陽学院高校を卒業後、大阪大学医学部と、医師への道を歩んでいる様です。
凄いですね。
澤芳樹とiPS細胞の関係
iPS細胞、という名前は聞き覚えのある方も多いと思います。
しかし、「名前は聞いたことあるけど、それ具体的になんなの?」という方も、同様に多いと思います。
iPS細胞とは、どういったものなのでしょうか。
「人間の皮膚などの体細胞に、ごく少数の因子を導入し、培養することによって、様々な組織や臓器の細胞に分化する能力とほぼ無限に増殖する能力をもつ多能性幹細胞に変化します。 この細胞を「人工多能性幹細胞」と呼びます。英語では「induced pluripotent stem cell」と表記しますので頭文字をとって「iPS細胞」と呼ばれています。 名付け親は、世界で初めてiPS細胞の作製に成功した京都大学の山中伸弥教授です。」
引用元:京都大学iPS細胞研究所CiRA HP
https://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/faq/faq_ips.html
澤芳樹教授の研究グループは、心筋再生治療に使うことの出来る心筋細胞を、このiPS細胞から作る研究をしていました。
そして、人間への移植可能な心筋細胞の開発に成功。
これをシート状にし、大量に作製できるようにしました。
これにより、心臓移植の必要な重度の心筋症に対し、新たな治療が出来るのではないかと期待されています。
心筋症は重度になると、ペースメーカーの着用や心臓移植が必要になる事もあります。
が、移植手術には臓器の提供者〈ドナー〉が必要になります。
このドナーはけっして多くはありません。
更に、その少ないドナーの中から、拒絶反応の出ないものを探す必要があります。
よって、その適合率は大変低くなってしまいます。
しかし、澤芳樹教授のグループの研究で、患者本人の太ももから筋肉を少しだけ切りだし、これを培養しシート状にして心臓の外側に貼り付けて心臓を元気づける方法が開発されました。
この方法であれば、ドナーを探す必要はなくなります。
今現在も移植を待つ人が、この方法で助かるのであれば、こんなに素晴らしい事はありませんよね。
澤芳樹の年収はどれくらい?
そんなすごい研究・開発をしている人なら、年収はどのくらいになるんだろうと気になりますよね。
澤教授の所属する大阪大学は、ホームページで役員および職員の給与水準を公表しています。
それによりますと、役員のトップである法人の長で2,187万円、理事で最高1,759万円とされています。
このあたりの数字から、なんとなく想像をすることは出来るのではないでしょうか。
澤芳樹とベンチャー企業とリプロセルとの関係
医療とベンチャー企業。
あまり関係ないようにも思えますが、ここ数年、大学発のベンチャー企業は増加傾向にあります。
澤芳樹教授の所属する大阪大学でも、iPS細胞由来心筋シートの商業化を目的としたベンチャー企業 クオリプス株式会社に出資しています。
こういったiPS細胞関連のベンチャー企業は他にもあり、2020年1月に澤芳樹教授らが心細胞シートを用いた手術の実施を発表すると、これらの企業が注目され株価が大きく上がりました。
そのベンチャー企業の一つ、リプロセルは1月に株価が続騰する事がありました。
リプロセル社はⅰPS試薬・モデル細胞、遺伝子改変等研究支援と再生医療を手がけています。
27日に大阪大学の澤芳樹教授らがⅰPS細胞から育てた心臓の細胞をシート状にし、重症心不全患者に移植する世界初の手術に成功したと発表し、関連銘柄として当社株に思惑買いが流入した。また、27日には一部メディアで「今春にも再生医療用のⅰPS細胞の製造受託サービスを始める」とも伝えられており、買いが継続した面もある。株価が比較的低位ということから個人を軸にした買いが活発化した。
引用元:会社四季報ONLINE
https://shikiho.jp/news/0/327165
橋下徹さんとのトーク番組は見応えありました!
こちらからご覧いただけます♪
iPSといえば山中教授の発言も要注目ですね!
オールカラーで専門書も出してますね!凄い!
他の頼りになるお医者様も是非チェックしてみて下さいね^^
澤芳樹とこれからの医療
心臓の病気と聞けば、人は誰でも不安に感じると思います。
それが重くなればなおさらです。
澤芳樹教授の研究は、そんな人たちに希望をもたらしてくれる素晴らしい物です。
しかし、この方法も、まだすべての心筋症患者に有効というわけではないようです。
ですが、澤芳樹教授はこの研究を重ねていけば、さまざまな心筋症患者を治療できるようになる可能性はあると発言しています。
治療を待つ人の為にも、澤芳樹教授のますますの活躍を期待したいですね。