サッカー選手に適したドリブルを教える、という変わった職業である「ドリブルデザイナー」の岡部将和さん。
その実力は本物で、サッカーのスーパースターであるロナウジーニョさんも認めるほどのドリブル理論を構築した方として話題となっています。
岡部さんの経歴はどのようなものなのでしょうか。
また岡部さんはウェブサービス「note」でドリブル理論について解説や教授していますが、その人気はどれくらいなのでしょうか。
そして、ロナウジーニョさんとのスペインでの経緯はどんなものなのでしょうか。
今回は、ドリブルデザイナーとして活躍している岡部将和さんのnoteが凄い事やロナウジーニョとのスペインでの経緯についてまとめました。
岡部将和のプロフィール
岡部将和さんは、ドリブルデザイナーです。
1983年8月1日生まれの36歳であり、神奈川県出身です。
高校・大学時代はサッカー選手として活躍しており、大学卒業後はフットサルの道を選んでいます。
2007年に千葉県浦安市をホームタウンとする「バルドラール浦安フットボールサラ」に入団し、フットサルリーグの選手である「Fリーガー」として活動を開始しています。
数々の球団に所属する中で目覚ましい活躍をしますが、2010年にFリーガーを引退し、それ以降はドリブルデザイナーとして活動を開始しています。
岡部将和の職業である「ドリブルデザイナー」とは
岡部さんは自身の職業について、「ドリブルデザイナー」と評しています。
ドリブルデザイナーとは、各選手に似合ったドリブルを編み出しそれを指導する専門家です。
岡部さんはドリブルに関して理論を編み出すほどの知識と経験を持つ人物であり、そして理論的から導き出されるドリブルは他を圧倒する素晴らしいものである、と評されています。
岡部さんはそのドリブルデザイナーという名称について、以下のように語っています。
代表選手を魅了するドリブル理論。岡部将和がサッカーに革命を起こす。
「初めて代表選手から連絡が来たのは、ザックジャパンのときでした。代表選手は確実に自分より能力が高いし、指導というのはおこがましい。そこで十人十色のドリブルに一緒に色をつけるという意味で、ドリブルデザイナーという名前を考えたんです」
引用元:Number Web(https://number.bunshun.jp/articles/-/831766)
岡部将和の出身高校・大学
岡部さんは幼少の頃よりサッカーを始めており、プロサッカー選手として活躍することを将来の目標としていました。
ただ、岡部さんの身長は現在でも169cmであり、サッカー選手としては小柄な部類に入ります。
岡部さんは神奈川県にある「県立荏田高校」に通っていましたが、自身の身長に悩んでいたとされています。
そうした中でその短所を補うため、そして自身が得意であったドリブルを活かしたプレイを取ることを考え、ドリブルを徹底的に研究した模様です。
大学は神奈川県にある「桐蔭横浜大学」へ進学し、そこではキャプテンを務め、神奈川県知事杯優勝という栄誉を果たしています。
岡部将和のプロフットサルのプレイヤー時代
岡部さんは大学を卒業した後、日本のプロフットサルリーグに入ります。
きっかけは大学での先輩によるアドバイスによるものであり、そして強豪チームであった「プレデター浦安(現:バルドラール浦安)」に入団します。
ドリブルとシュートに関してはプロフットサルリーグ内でさえ屈指の活躍を見せており、
2008年の全日本フットサル選手権大会で優勝
2010年の全日本フットサル選手権大会で準優勝(所属:湘南ベルマーレ)
など華々しい活躍を見せています。
岡部将和、ユースチームなどを相手にドリブル教室を開催
フットサルリーグで大活躍した岡部さんですが、フットサルプレイヤーとして活躍するくらいに面白かったのが、指導者としての活動だった模様です。
フットサルの選手はフットサルの教室を開いて、ユースチーム相手などにそのテクニックを教授する収入を得ています。
そしてその体験が非常に面白く、岡部さんにとても向いていた、と言えます。
ドリブルに勝機を見いだした男の果てない夢
「身体が細く、身体的に恵まれなかった自分でもこれだけできることがわかった。もし身体に恵まれた人が、自分が持っているドリブルの理論を身につけたら、どんなにすごい選手になるんだろう。そう思ったら、ワクワクしてきたんですよね」
引用元:東洋経済オンライン(https://toyokeizai.net/articles/-/224933?page=3)
フットサル引退後はドリブルデザイナーとして、幼稚園児からユースチームなど幅広くフットサル教室を開催し、そのドリブルテクニックを伝授する先生として活躍しています。
岡部将和のSNSやnoteの人気
またそうした実地での教室以外にも、YouTubeへの動画投稿やウェブサービス「note」で独自のドリブル論での伝授を展開しています。
特にYouTubeで公開したドリブル動画はその素晴らしいドリブルテクニックによって大ヒットを記録しています。
またnoteは有料コンテンツではありますが、こちらの方もその高いドリブル理論を伝えるネットサービスとして話題となっています。
「99%抜ける ドリブル理論」という名前のnoteはロジック編とテクニック編に別れており、そのいずれも読者に高いドリブル技術を伝授する内容となっています。
現在では2万2千を超えるフォロワーがいるとされており、今後ますます増加する見込みとなっています。
岡部将和とロナウジーニョの交流
岡部さんはフットサル時代に既に世界に通用する人材であり、ドリブルデザイナーとして活動することによって世界的に知名度が高くなっています。
そのきっかけはYouTubeなどのSNSによるものであり、全動画の総再生数は1億を超えるとも言われています。
世界中からアクセスがあり、またそれによって岡部さんを招待したり交流を持とうとした方々が沢山現れ始めます。
岡部さんもサッカーの枠を超えた様々な著名人と交流を持つことになりますが、その中でもサッカー選手として余りにも有名である「ロナウジーニョ」さんとの交流が話題となっています。
ロナウジーニョさん自身、ドリブルに関しては世界的に優れた技術を持つスーパープレイヤーですが、彼もまた岡部さんの優れたドリブルには称賛を惜しまなかった模様です。
岡部さんはロナウジーニョさんと交流を持ち、またコラボレーション企画を行っています。
岡部将和とロナウジーニョのスペインでの経緯
ロナウジーニョさんはブラジル出身ですが、2001年よりフランスの「パリ・サンジェルマン」チームに所属して、ヨーロッパのリーグを中心に活動しています。
その後、
バルセロナ(2003~2008年9月)
ミラン(2008~2011年)
とチームを変えて2011年にブラジルに戻っています。
岡部さんはフットサル選手として活躍していた2008年にスペインに渡り、フットサル第2部リーグである「Laguna Playas de Salou」で修行しています。
ちょうど岡部さんがスペイン滞在時にロナウジーニョさんは当地で活躍していたと言える訳であり、そのプレイに岡部さんが惹きつけられたのは容易に想像がつく話です。
実際、ロナウジーニョさんはドリブルに関しても世界トップクラスの技術を持つ方であり、そのプレイを間近で見ることができたのは、岡部さんにとっても有り難いことだったでしょう。
岡部さんにとって、直接面識は無かったにせよ、有り難い先生であったと考えられます。
今後も挑戦し続ける岡部将和に注目
岡部さんはかつて日本全国でドリブル教室を開くとの夢を持っており、現在それは叶っており、そして今でも全国のサッカー教室から引っ張りだこと言われています。
そして今度はドリブル教室を世界中(196ヵ国)で行いたいとしており、その実現に向けて挑戦を続けているとしています。
今後も自らの夢を、ドリブルで切り開いていく男である岡部将和さんに注目が集まります。
今回は、ドリブルデザイナーとして活躍している岡部将和さんの経歴や、そのnoteの人気、ロナウジーニョさんとのスペインでの経緯などについてまとめました。