奥隆善さんをご存知ですか?
育種家の方ですが、知る人ぞ知る、凄い方なんです。
そこで、今回は奥隆善さんのwikiプロフや経歴、コスモスを交配して作った品種について、調査しまとめました。
また、素人でも交配できるそうなので、その方法についても掲載しています。
奥隆善のwikiプロフ
奥 隆善(おく たかよし)さんは、育種家で花卉農家です。
コスモスやハボタン等を、生産や出荷をしています。
奥隆善の経歴
奥隆善さんは、千葉大学大学院自然科学研究科を修了後、出身地の三重県伊賀市に戻り、花と野菜の品種改良と生産に携わっています。
バイオテクノロジーを活用して、世界で初めて、チョコレートコスモスの品種改良を成し遂げました。
NHK『趣味の園芸』への出演や執筆活動、講演会などを通じて園芸の普及にも努めています。
そもそもコスモスとは?
普通の畑に咲く
やさしさ感じるコスモス🌼 pic.twitter.com/0aAF4ITIXZ— 花🌺とブッキー☀️ (@Z2RoYZxFivpU5jZ) October 13, 2020
・コスモス
コスモス(学名:cosmos)はキク科コスモス属の総称です。また種としてのオオハルシャギク(cosmos bipinnatus Cav.)を指す場合もあります。アキザクラ(秋桜)とも呼ばれます。
一年生植物の草本で茎は高さ2~3mになりよく枝を出します。葉は対生で二回羽状複葉。細かく裂け小葉はほぼ糸状になります。頭花は径6~10cm、周囲の舌状花は白から淡紅色、あるいは濃紅色です。
中央の筒状花は黄色で葯は黄褐色。通常は舌状花は8個です。開花期は秋で短日植物の代表としても知られています。秋に桃色・白・赤などの花を咲かせます。
花は本来一重咲きですが、舌状花が丸まったものや、八重咲きなどの品種が作り出されています。本来は短日植物ですが6月から咲く早生品種もあります。熱帯アメリカが原産です。
参照元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%82%B9
奥隆善の著書『コスモスの謎』
奥隆善さんと言えば、チョコレートコスモスの品種改良が有名です。
それについての著書も出されているので、ご紹介しましょう。
・コスモスの謎
秋になると花壇や空き地に咲く花、コスモス。子供にとっても身近な植物ですが、意外に知られていないことがたくさんあります。和風なテイストの花ですが、日本生まれではなくメキシコ生まれだったり、色もピンクや白など様々。コスモスと呼ばれるもののなかに、チョコレート色、しかもチョコレートの香りまでする花があります。
それがチョコレートコスモスです。そのチョコレートコスモスは、著者が育種に取り組むまでは、なんと絶滅寸前だったのです。そこで著者は大学院の研究テーマとしてチョコレートコスモスを作り出すことに乗り出します。栽培しながらバイオテクノロジーを駆使してなんとか奮闘します。
そんな取り組みと植物研究のおもしろさを子供向けに読みやすく紹介します。イラストや写真も豊富で、植物が好きな大人にとっても興味深く読めるでしょう。
発売日:2014/9/5
単行本:127ページ
出版社:誠文堂新光社
価 格:1650円引用元:Amazon
奥隆善がコスモスを交配して作った品種とは?
奥隆善さんが、交配して作った品種は複数あります。
まず挙げられるのは、チョコレートコスモスと黄花コスモスを掛け合わせて作り出した品種、「アンティークレッド」です。
濃いスカーレットレッドの花色が美しいチョコレートコスモス。育種家・奥隆善さんが在来種のチョコレートコスモスに黄花コスモスを掛け合わせて作り出した品種です✨濃赤色の花色は秋の景色にぴったりの色合いです。ほのかな香りも魅了的😋https://t.co/6GK6ujo93F pic.twitter.com/wpUHS6cx1p
— 園芸ネット (@engeinet) April 29, 2020
ガーネットの様な美しさですね。
奥隆善さんは、他にも農林水産省の『2011年 種苗法による品種登録』で、次の品種が登録されています。
■品種登録の番号 登録品種の属する農林水産植物の種類 登録品種の名称 品種登録を受ける者の氏名又は名称
・20490 Cosmos Cav. アンティークレッド奥1 奥隆善
・20491 Cosmos Cav. ブラウンルージュ奥4 奥隆善
・20492 Cosmos Cav. 赤とんぼ 奥隆善
・20493 Cosmos Cav. ディア5 奥隆善
引用元:農林水産省告示第590号(http://www.hinshu2.maff.go.jp/gazette/touroku/contents/257touroku.html)
素人でも交配できるって本当?
奥隆善さんによると、素人でも交配しやすい花を選べば、個性的な花を作り出すことが可能なんだそうです。
リオ五輪へ!ブラジルの花!
講師は奥隆善さん。
7/10オンエア♪#shumien pic.twitter.com/ZlHghwAg4Y— 三上真史 (@engeiouji) June 27, 2016
パンジーやビオラ、マーガレット等が手頃なんだとか。
ただし、いくつか注意しなければならないポイントがあるそうです。
ポイントその1は、雄蕊と雌蕊が熟しているのを確認したら、受粉には新鮮な花粉を使うこと。
新鮮な花粉は黄色で、白や茶色の花粉は死んでいるそうです。
そして、1株だけではなく、数株用意する事も大事なんだとか。
ポイントその2は、交配後は雨が当たらない日当たりのいい場所に置き、病害虫や水切れに注意することだそう。
種が出来るまで、この状態を保って待ちましょう。
どんなお花になるのか、お楽しみですね。
奥隆善についてネットでは?
奥隆善さんについて、ネットでは次のような声があります。
明日3日午前8時30分~の「趣味の園芸」(Eテレ)は「世界にひとつだけの花!交配テクニック パンジー、ビオラ/宿根ネメシア/マーガレット」自分だけの花をつくってみたいと思いませんか? 交配しやすい花を選べば、初心者でも個性的な花を生み出せる可能性は十分!(講師:奥 隆善)#shumien pic.twitter.com/bTfWcjICPS
— NHK出版 趣味の園芸 (@shumien) March 2, 2019
ぼくらの高橋植物園、高橋社長のところに、チョコレートコスモスの奥隆善さんが遊びに来たので、驚いた。
千葉大の同期生で、一緒に活動していたという。農耕と園藝、カルチベつながり!— マツヤママコト (@metaflorist) August 26, 2019
奥隆善さん曰く「素人でも交配が出来る!」
以上、奥隆善さんについて見てきました。
チョコレートコスモスって、素敵ですね。
簡単には、育てられないようですが。
でも、素人でも交配が出来るとは、知りませんでした。
パンジーで試してみるのも、いいかもしれません。
奥隆善さんの著作も、面白そうですね。
Amazonでも、高評価なので読んで見たいですね。