吉原義人さんは刀鍛冶職人として長年活動してきた方です。
現在は葛飾区に工房を構えており、日本刀や小刀を制作しています。
刀鍛冶という仕事に従事する方は現代日本では数少なく、どんな生い立ちを経てきたのかプロフィールが気になります。
また、吉原義人さんがい葛飾区の工房はどこにあるのでしょうか。
吉原義人さんが作った日本刀や小刀の価格についても簡単に紹介します。
今回は、吉原義人のwikiプロフ!工房は葛飾区のどこ?日本刀や小刀の価格も調査!をテーマにまとめてみました。
吉原義人のプロフィール
吉原義人さんは刀鍛冶です。
現在の日本において刀鍛冶一本で生計を立てられるほどの技術を持つ方は少なく、その価値を伝える貴重な存在でもあります。
日本職人名工会殿堂名匠で、技術力は現代最高峰という評価を受けています。
吉原義人の経歴
吉原義人さんは曾祖父の代から家業を受け継ぎ、4代目にあたる方です。
祖父の国家さんが月島に鍛冶場を作り、大正時代に津波に襲われた事で、現在の葛飾区に移りました。
吉原義人さんの父も鍛冶に携わっていましたが、戦後刀鍛冶が認められていなかった時期があったため、この時期に別の仕事に就いています。
吉原義人の工房は葛飾区のどこ?
さらに #徳川美術館 では、完成披露試写会でもお披露目された、日本における最高峰の刀匠で知られる、#吉原義人 氏の製作によるHIROさんイメージの #日本刀 と、#月山貞利 氏による、錦織監督イメージの日本刀が展示されています🗡
トークショー後、監督と展示場所にて📷✨#たたら侍 pic.twitter.com/YhDDkrcniY— 映画『たたら侍』公式 (@tatara_samurai) May 1, 2017
吉原義人さんの工房は葛飾区の日本刀鍛錬道場です。
住所は東京都葛飾区高砂8丁目になります。
刀鍛冶の工房によってはツアーで積極的に一般の方の見学受け入れを行っているところもあるので、吉原義人さんの工房を見学したいという方も多いでしょう。
しかし、日本刀鍛錬道場では公式に見学の案内などは出されていないので、見学をしに訪れられる工房ではないのかもしれません。
子どもの頃から鍛冶を手伝った吉原義人
終戦後の日本で刀鍛冶再開が認められた頃、吉原義人さんは12歳でした。
父はすでに他の仕事に就いており、吉原義人さんは祖父の手伝いを弟と一緒に始めています。
祖父の国家さんも刀が作れない間は鉄工所を経営し包丁などを作っていたため、吉原義人さんも高校卒業後は日本刀ではなくバールなどの製作に携わっていた時期があります。
吉原義人の評価
吉原義人さんが本格的に日本刀の製作に携わるきっかけは、弟の荘二さんが「新作名刀展」で受賞した事でした。
刀は誰でも自由に作っていいものではなく、修業期間を終えた方が文化庁から「作刀承認」を得なければなりません。
吉原義人さんは1965年に文化庁から作刀認定を受け、1982年には「無鑑査」に認定されました。
「無鑑査」の認定を受けた吉原義人さんの刀は、監査無しで美術品として出品する事が可能です。
吉原義人は式年遷宮の御神刀を制作
吉原義人さんの技術力が高く評価されている事を顕著に表す仕事として、式年遷宮の御神刀として用いられる日本刀制作があります。
20年に一度の一大イベントである式年遷宮の御神刀を3度も依頼されるという事は、刀鍛冶にとって最高の名誉と言えます。
現在吉原義人さんは葛飾区の無形文化財にも認定されており、日本の伝統文化を長年伝えてきた功績が高く評価されている事が分かります。
吉原義人の日本刀や小刀の価格も調査!
俳優・満島真之介さんが尊敬する先達に会いに行く連載「愉快な旅人」。今回は刀鍛冶の世界的な名匠・吉原義人さんの作業場を訪ね、日本刀の歴史や製法を教えていただきました。#popeyemagazine #満島真之介 #吉原義人 pic.twitter.com/faqNxRhB8T
— POPEYE (@POPEYE_Magazine) September 16, 2018
吉原義人さんの日本刀は1本300~400万円、注文内容によって変動する高価な美術品です。
小刀でも相当な金額となり、一般の方が手軽に購入できるものではありません。
また、日本刀は制作工程に時間がかかり、注文から完成まで半年から一年といった時間がかかる事も多いです。
御神刀のような重要な仕事は、もっと長い期間をかけて仕事に取り組まれています。
吉原義人さんの日本刀はまさに数百万以上の価値がある「宝物」である事は間違いありません。
吉原義人は海外でも活動
吉原義人さんは海外でも活動経験が豊富です。
英語版のwikipediaに「Yoshindo Yoshihara」がJapanese swordsmithとして単独の項目で掲載されていて、海外の日本文化や美術品愛好家からも著名な存在として知られています。
1970年の初め、アメリカで刀鍛冶の実演をし、海外で仕事をするきっかけとなった時には、メトロポリタン美術館が吉原義人さんの刀を購入しました。
現在吉原義人さんは海外にも鍛錬所を構え、海外からの製作依頼も受け付けています。
吉原義人の弟子
吉原義人さんは20人ほどの弟子をとってきました。
ただし、日本刀制作には材料費など費用がかかるので、弟子を取る事は師匠にとっても金銭的負担が大きい事です。
弟子は最高5人までで無給という事ですから、現在刀鍛冶になるのは相当難しい事であると言わざるを得ません。
吉原義人さんの息子さんとお孫さんも吉原義人さんのもとで学んでいます。
息子の義一さんも吉原義人さん同様、「無鑑査」の刀鍛冶として高く評価されていましたが、残念ながらお亡くなりになっています。
今後、吉原義人さんの若いお孫さんが吉原一門を継ぐ可能性もあります。
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— 情熱大陸 (@jounetsu) April 16, 2017
吉原義人さんは現代において最高峰の刀鍛冶職人という評価を不動のものにしています。
著書出版やイベントの出演などで、文化の普及などにも力を注いできました。
今後も吉原義人さんの作品に魅せられた方や、そのお弟子さんたちが日本刀の伝統文化を守り続けていくことを応援しましょう。
今回は、吉原義人のwikiプロフ!工房は葛飾区のどこ?日本刀や小刀の価格も調査!をテーマにまとめてみました。