脳神経外科医として有名であり、「神の手」とも「最後の砦」とも評されている上山博康さん。
70歳を超えた現在でも脳血管手術や脳腫瘍摘出手術でトップの実力を持つと言われていますが、上山さんの経歴はどのようなものなのでしょうか。
またその年収はいくらなのでしょうか。
診察予約は東京でも可能なんでしょうか。
絵の才能があると言われていますが、それはどれほどなのでしょうか。
今回は、脳神経外科医として有名である上山博康さんの経歴や年収、東京で診察予約は可能なのか、また絵の才能などについてまとめました。
上山博康はスーパードクター
上山博康さんは、脳神経外科医です。
1948年生まれの71~72歳であり、青森県出身です。
現在では札幌にある札幌禎心会病院の脳疾患研究所所長を務めています。
脳血管手術や脳腫瘍摘出手術・脳動脈瘤のクリッピング手術では右に出る者がいないとされる腕前の持ち主として有名です。
そのあまりの凄さに、神の手・匠の手・最後の砦とも称されています。
また若手の育成にも積極的で、札幌禎心会病院内にある上山博康脳神経外科塾の総帥も務めています。
上山博康の経歴
上山さんは1973年に北海道大学医学部を卒業し、そのまま同大学の脳神経外科学の教室に入っています。
その後研修を積み、秋田県にある秋田脳血管研究所に移動、さらに経験と勉強を積んだ後に北海道大学の脳神経外科の助手として講義や手術に関する相談などを行っています。
それらの実績が認められて、1992年に旭川赤十字病院脳神経外科の部長に就任しています。
それ以降は1つの場所に留まらず日本全国の病院に足を運び、脳血管手術や脳腫瘍摘出手術を極めて短いスパンで行っています。
その手術回数は年間で300件・累計で2万件とも言われており、その中で脳神経外科医としてトップの腕を築いていったのでした。
70歳を超えた今でも右に出る者はいない現役であり、その一方で講演会や著書出版など医学知識の普及にいそしんでいます。
上山博康の絵の才能
上山さんは幼い頃にはかなり絵が上手であり、先生も驚くほど写実的で正確であったことを語っています。
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母親は洋裁店が忙しく、幼少期はお手伝いさんに育てられた。その女性が脳性まひで会話ができなかったことが影響したのか、小学校に入学したとき、自分の名前も書けずに、現在でいう特別支援学級に入ることを勧められたこともあった。
「担任の先生が僕の描いたカエルの絵を見て、こんなに観察力がある子に学習能力がないはずがないと言って、その話はなくなりました」
カエルの絵は、指の数を含め動物図鑑のように正確に描かれており、その年の夏休みのワークブックの表紙に選ばれた。
引用元:時事メディカル(https://medical.jiji.com/column/34)
高校時代には美術教師に画家への道を薦められるほどでした。
上山さんも美術家として生きることを選択肢に入れていたのですが、週刊誌の一文を読んで、脳神経外科医の道を選んだとされています。
幼い時から絵が得意で、高校時代には美術の教師に画家を目指すべきではと言われるほどだった。しかし高校時代には画家と飛行機を作る技術者という夢があり、進路に悩んでいた。そんな時に週刊誌に「交通事故の多発により脳を損傷し死亡する人が多くなっており、日本にはもっと優秀な脳外科医が必要」と書いてあったのを読み、脳外科医を目指した。
引用元:wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E5%B1%B1%E5%8D%9A%E5%BA%B7)
上山博康の絵の才能と外科医の実力
実の所、上山さんが絵が上手いという話は、単なる趣味やエピソードの一つに留まらない重みを持っています。
実は外科手術の終わった際には手術記録(オペレーション・レコード:通称オペレコ)というものを書く必要があり、その中で手術個所に関する絵を描くというものがあります。
医師の方がtwitterにアップされた絵を見ると、人体の複雑さがうかがい知れます。
また外科の勉強をしている時にもそうした勉強があり、実は絵を描くというのは外科医として行うことの一つなのです。
最近ではCGを使ったオペレコも出始めている模様ですが、こうした技術は立体的に手術個所を認識する上で大事なことと捉えられています。
そしてオペレコの絵が上手い医者は技能も確かな傾向にあるとされており、上山さんの美術技能は実は医療の世界で存分に活かされていることが窺えます。
上山博康の診察予約は東京でも可能か
脳神経外科医として名高い上山さんに診察・治療して欲しいという方は当然大勢いる思いますが、実際に東京などで診察して貰うことは可能でしょうか。
上山さんは札幌禎心会病院で毎週木曜日に上山博康外来を開いていますが、その受診にはある程度の条件がある模様です。
その条件は以下の通りです。
全て予約診療
原則、紹介状持参での受診
紹介状がない時は、通常外来を受診した上で判断する
参考:札幌禎心会病院
(https://kamiyamaneurosurgery.jimdofree.com/)
東京にいても通常外来の予約は可能であると推測されますので、そちらでの診察を受けた上で判断されることになると思われます。
上山博康にメール
上山さんの元には毎月100を超える医療相談のメールが届くと言われています。
上山さんはそれらに目を通し、返信を行っている模様です。
どうしても上山さんに頼りたい、アドバイスを受けたいという方はまずそちらで相談してみるのも一つの手かもしれません。
上山博康の年収
上山さんは年に300件以上の手術を行う身であり、休む間もなく医療にいそしんでいます。
実際のところ、上山さんの年収はいかほどなのでしょうか。
結論としては、2000万円から多くて4000万円辺りでは、と推測されます。
医師としての年収、講演会での収入、著作による収入などについてまとめました。
上山博康の年収:医者の収入
上山さんは札幌禎心会病院の脳疾患研究所所長を務めています。
いわゆる医科の長であり、医科長は平均年収は1500万円程度であると言われています。
民間病院と大学病院 勤務医の平均年収を比較
これによると、やはり医師の平均年収が高いのは、民間病院に勤務する医師であり、 病院長で2,085万円、副院長で1,821万円、医科長(診療部長クラスだろうか)で1,515万円、その他医師で1,168万円程度となっている。
引用元:医師転職コンシェルジュ(https://www.doctor-concierge.jp/nensyuu)
上山さんは脳神経外科医としてトップの地位にいる方であり、また病院規模にもよる話ですが、やはり1500万~2000万円と推測していいでしょう。
上山博康の年収:印税
上山さんは数々の医療に関する著作を出しています。
医療関係者への専門書もあれば、一般の方向けの本もあります。
Amazonでは本の評価に対し高評価がついていますが、ベストセラーと言えるほど売れたと言える状態ではない模様です。
医療関係者が一般向けに出した著作の印税は30万~50万円程度と言われています。
この数字も著者本人の影響度や本の価格によるものですが、それにしてもベストセラーではないのでそこまで上方修正するとは考えにくいです。
良くて数百万円程度と見ていいでしょう。
上山博康の年収:講演会
上山さんは講演会にもたびたび招待されています。
とは言っても、手術で忙しい上山さんにとって、それほど頻繁に出席することはないでしょう。
講演における講演料はピンキリであり、安ければ30万円以下、高ければ100万以上と言われています。
こちらも講演会の規模や回数などに左右される話ですが、年収入は数百万円程度と見込まれます。
上山博康の今後の活躍に注目
今年には72歳を迎える上山博康さんですが、医療に対する熱意は全く衰えず、今後も脳手術によって沢山の人を救い、そして若い医者を育てていくことでしょう。
今後の上山さんのますますの活躍に期待したい所です。
今回は、脳神経外科医として有名である上山博康さんの経歴や年収、東京で診察予約は可能なのか、また絵の才能などについてまとめました。