藤間蘭黄さんは藤間流の家庭に生まれ育ち、母と息子の関係でもある師匠から指導を受けてきました。
そして、日本舞踊の第一人者として活動されています。
日本国内はもちろん、世界各国で日本舞踊の魅力を広めてきたことなども高く評価され、紫綬褒章を受章なさいました。
藤間蘭黄さんは初心者の方にも自宅稽古場でレッスンを行っているので、公演情報以外に稽古場などについても紹介します。
そこで今回は、藤間蘭黄が受賞したのは紫綬褒章!稽古場はどこ?結婚して嫁や息子はいる?をテーマにまとめてみました。
藤間蘭黄のプロフィール
藤間蘭黄さんは日本舞踊の中でも、「藤間流」という流派に属しています。
この流派は江戸時代から続いてきた伝統があり、藤間蘭黄さんの祖母が師事した三代目藤間勘右衛門は歌舞伎役者・七代目松本幸四郎でもありました。
そのため藤間蘭黄さんは藤間流創始者と血のつながりがあるわけではなく、戸籍上の名前も田中裕士さんです。
藤間蘭黄の祖母や母
藤間蘭黄さんの家族では、祖母の藤間藤子さんが非常に有名でした。
1998年に亡くなられていますが、1985年には重要無形文化財「歌舞伎舞踊」保持者として認定された方です。
いわゆる「人間国宝」で、女性で「歌舞伎舞踊」の人間国宝となったのは藤間藤子さんが初めてでした。
藤間蘭黄さんの母は、この藤間藤子さんの養女である藤間蘭景さんです。
藤間蘭黄さんは偉大な祖母と母から日本舞踊の手ほどきを受けました。
藤間蘭黄は結婚して嫁や息子はいる?
藤間蘭黄さんは2008年に結婚されています。
お相手は舞踊評論家の桜井多佳子さんで、これまでのお仕事を拝見すると日本舞踊というよりはバレエに関する仕事が多い方です。
夫婦で一緒に公演活動をすることなどもあります。
お子さんに関する情報は、見当たりませんでした。
藤間蘭黄が受賞したのは紫綬褒章
藤間蘭黄さんは6歳にして初舞台を経験、16歳の時にはすでに藤間流名取となっていらっしゃいます。
1992年から「蘭黄の会」主宰となり、様々な公演を行ってきました。
そして、2020年秋に紫綬褒章を受章しています。
紫綬褒章は学術と芸術分野で著しい功績を残された方に贈られる、名誉あるものです。
・芸術選奨文部科学大臣賞
・文化庁芸術祭新人賞
・花柳壽應賞新人賞
・舞踊批評家協会新人賞
・松尾芸能賞新人賞
伝統的な日本舞踊を継承しつつ、ゲーテの「ファウスト」やオペラ「セビリアの魔術師」をベースにした新作を作るといった取り組みにも熱心です。
藤間蘭黄は海外でも精力的に活動
藤間蘭黄さんは海外公演も非常に数多くこなしてきました。
これまで公演で訪れた国は20か国以上というのは凄いですね。
インドで現地の二大叙事詩「ラーマーヤナ」の公演を行った経歴もお持ちです。
大河にも出演した藤間蘭黄
藤間蘭黄さんはテレビドラマに出演する俳優に対する指導なども行っています。
2020年度大河ドラマ『』麒麟がくる』には自ら出演なさいました。
バレエ公演などの振り付けも担当するなど、その活躍は日本舞踊だけにとどまりません。
藤間蘭黄は五耀會の会員
藤間蘭黄さんが現在特に課題とされているのは、日本舞踊を次世代に伝えていくことです。
日本舞踊は昔こそ人気の習い事でしたが、令和の日本では日本舞踊を習うお子さんは決して多くありません。
そのため、藤間蘭黄さんは流派を超えた「五耀会」というグループにも加わり普及活動に貢献しています。
・花柳寿楽さん
・花柳基さん
・山村友五郎さん
各流派の第一人者が顔を揃えています。
藤間蘭黄の稽古場はどこ?
藤間蘭黄さんは海外でも活動する大物舞踊家でありながら、幅広い層にレッスンをされています。
自宅稽古場は東京浅草橋(東京都台東区柳橋2)です。
レッスンは毎月4日、藤間蘭黄さんのホームページから申し込むことができます。
藤間蘭黄は2020年秋紫綬褒章受章
藤間蘭黄さんはこれまでの取り組みが高く評価され、2020年秋には紫綬褒章を受章されました。
紫綬褒章は公共福祉や文化などに貢献した方に対する賞です。
日本の伝統文化継承に長く貢献してきた実績が高く評価されていることが分かります。
藤間蘭黄さん、踊る姿がカッコいいです♪
もっとテレビで拝見したいですね^ ^
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日本舞踊を現代にも伝える藤間蘭黄
藤間蘭黄さんは現在も数々の公演やレッスンを通し、日本舞踊の伝統継承に取り組んでいらっしゃいます。
伝統を重視しつつ、コロナ禍の中ではYoutubeで情報発信を試みるなど新しい取り組みにも次々とチャレンジなさってきました。
日本舞踊が身近な習い事でなくなりつつある令和の時代、藤間蘭黄さんの活動に注目が集まっています。
今回は、藤間蘭黄が受賞したのは紫綬褒章!稽古場はどこ?結婚して嫁や息子はいる?をテーマにまとめてみました。