小宮山碧生さんの名前をご存知でしょうか。
小宮山碧生さんは、山梨県北杜市の中学生です。
しかし、中学の短歌講座で詠んだ短歌で、「歌会始」の最年少入選者という歴史を刻みました。
全国、そして海外から1万5000首あまりもの短歌が寄せられる中から、小宮山碧生さんの歌は入選し、天皇皇后両陛下や皇族方の前で披露されたのです。
この記事では、小宮山碧生さんや宮中で行われている歌会始について小宮山碧生のwikiプロフや経歴!歌会始に入選した歌をチェック!をテーマに、まとめてみました。
小宮山碧生のwikiプロフ
小宮山碧生さんは2023年に最年少で歌会始に入選し、皇居・松の間に招待された山梨県北杜市の中学生です。
入選した短歌は学校の講座で詠まれたものです。
お題であった「友」に対する独自の視点と表現力が評価され、小宮山碧生さんは短歌の世界でのこれからの活動が注目されています。
小宮山碧生の経歴
小宮山碧生さんは2023年に中学3年生になりました。
通っている中学については、山梨県北杜市立甲陵中学校という情報があります。
北杜市立甲陵中学校は山梨県にある公立の中高一貫校です。
これ以外の経歴についての詳細な情報はながら見つからなかったので、分かり次第追記します。
小宮山碧生の歌会始に入選した歌をチェック!
2023年の歌会始の儀で最年少入選を果たした小宮山碧生さんの短歌をご紹介します。
2023年のお題は「友」でした。
小宮山碧生さんの短歌は、山梨県立文学館の三枝昻之館長が選者として選出しています。
選出された理由は、「ざっくばらんな普段着の言葉、生きた肉声の言葉」なんだそうです。
さらに、その後の懇談で、碧生さんが天皇陛下から中学生の頃のあだ名をうかがったというエピソードがあります。
それでは、小宮山碧生さんの短歌をみてみましょう。
小宮山碧生が詠んだ短歌
山梨県の中学生、小宮山碧生さんが詠んだ短歌を一緒に見ていきましょう。
その歌は、「友の呼ぶ 僕のあだ名はわるくない ほかのやつには呼ばせないけど」という一首でした。
この歌は、友人が小宮山碧生さんにつけたあだ名、「ぶるっくす」について、詠んだものです。
「ぶるっくす」は小宮山碧生さんの碧生(あおい)に由来するブルーから来ているんだそうです。
深い絆と2人だけの特別な関係を大切にしたいという思いを背景に詠まれています。
小宮山さんは、短歌が選ばれたことについて、「本当に一生に一回あるかないかという機会で、こうやって詠んでもらって光栄に思っています」と言う感想が報道されています。
碧生さんの世界観を垣間見られるこの短歌は、青春の一瞬を詠った作品と言えるでしょう。
小宮山碧生が入選した歌会始をチェック!
歌会始とは、毎年1月中旬に宮中で行われる新年の行事です。
天皇陛下が催すもので、皇后陛下、皇族方が自ら詠んだ和歌を披露します。
また、国民からの詠進歌も同時に披露されます。
現行の歌会始は1869年に始まりましたが、その歴史は古く、万葉集にも書かれていることから奈良時代には既に行われていたことが伝わっています。
毎年、テーマに基づいた歌が詠まれ、それが歌会始で披露されるのですが、皇居・松の間で開かれる歌会始は音楽などの演奏はなく、独特の厳かな雰囲気で短歌が詠み上げられていきます。
小宮山碧生が歌会始で聞いたあだ名エピソード
小宮山碧生さんは短歌の中に、あだ名で呼ぶ親友への友情を詠みこんでいます。
そして、あだ名に関連した事を天皇陛下から懇談時に教わっていたことも話題になりました。
それは、天皇陛下の中学生時代のあだ名が「じい」だったと言うものです。
なぜ「じい」と言うあだ名だったかと言うと、天皇陛下の趣味が盆栽だったことから来ているんだそうです。
盆栽と言うと、最近では若い方もその魅力にハマる方も多いのですが、当時はどちらかと言うとご高齢の方の趣味と言うイメージが強かったからなのでしょう。
なかなか聞くことのできない貴重なエピソードですが、小宮山碧生さんが中学生だからこそ教われたのかもしれません。
歌会始の2024年のお題が決まっている!
実は、歌会始の2024年のテーマは既に宮内庁から発表されています。
そのテーマとは「和(わ)」になります。
ただし、テーマは「和(わ)」とありますが短歌の中に「和」と言う文字が入っていれば、「なごむ」や「やわらぐ」と言った読みをしてもよいと言う柔軟なルールです。
さらに、「平和」や「和服」と言うように熟語として入っていてもよいので、詠む人の世界観によって全く異なる情景の和歌が詠まれそうです。
これは短歌の幅が広がりそうなお題で、どのような短歌が詠まれるのか今から楽しみなお題です。
皇居・松の間で厳かに行われる歌会始
静けさの中で詠まれる短歌が素敵ですね^ ^
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小宮山碧生の短歌に注目
以上、中学生にして最年少で歌会始に入選した小宮山碧生さんについてみてきました。
お題の「友」から親友との仲の良さを思い浮かばれるような短歌に、学生時代を懐かしく感じる方も多いのではないでしょうか。
小宮山碧生さんがこれからも短歌を発表し続けるかも注目です。
今回は、小宮山碧生のwikiプロフや経歴!歌会始に入選した歌をチェック!をテーマにまとめてみました。