加藤巍山のwikiプロフや経歴!出身大学や高校はどこ?販売作品の値段はいくら?

加藤巍山さんは、海外のオークションで作品を取り扱われる事もある仏像彫刻家です。

加藤巍山さんは仏像彫刻に、西洋彫刻の技法を取り入れた作品で注目を集めました。

オークションでの販売で高額がついたということですが、一体どのくらいの価格になったのでしょうか。

そして、オークションで高値が付く作品を制作できる加藤巍山さんの経歴や、通っていた高校、出身大学も気になるところです。

そこで今回は、加藤巍山のwikiプロフや経歴!出身大学や高校はどこ?販売作品の値段はいくら?をテーマにまとめてみました。

 

加藤巍山のプロフィール

加藤巍山(かとう ぎざん)

生 年:1968年
出身地:東京都本所両国

加藤巍山さんは、東京都出身の仏師で彫刻家です。

加藤巍山さんは24歳の時に岩松捨文さんという、高村光雲の流れをくむ仏師に師事しました。

高村光雲は、江戸末期から昭和にかけて活動していた仏師で彫刻家です。

この人物は、明治維新以降廃れかけていた木彫を、西洋美術の技法を取り入れることで再び盛り上げ、近代へと継承する重要な役割を果たしました。

国の重要文化財に指定されている「老猿」や、あの有名な「上野の西郷さん」上野恩賜公園の西郷隆盛像も高村光雲の作品です。

加藤巍山さん自身も、「自光雲五代」という言葉を掲げています。

この言葉は、安土桃山時代の絵師・長谷川等伯が掲げた「自雪舟五代」に倣ったものです。

意味は「雪舟より五代目」。

加藤巍山さんも「光雲より五代目」を掲げることで、仏師としての覚悟を示しています。

加藤巍山の経歴

加藤巍山さんは、24歳の時に仏師の道に踏み入る前は、プロミュージシャンをしていました。

スタジオミュージシャンとしてギターを弾いていたものの、自分を追い込んでしまう性格からうつ状態に陥ってしまいました。

そんな時に出会ったフラメンコギタリストのパコデルシアさんの演奏に衝撃を受け、加藤巍山さんは音楽自体をやめてしまいました。

加藤巍山さんは幼い頃に父親が亡くなっており、月命日に寺に通っていた事がありました。

昔から日本文化に触れていた事から、ある江戸木彫師の作品を見た時に、自分には木彫りだ、と直感したそうです。

木彫りを学んでいくうちに、仏像を彫りたいと考えるようになりました。

そこで、様々な工房を仕事で回っている刃物屋さんに相談し、紹介されたのが岩松捨文さんでした。

加藤巍山さんは岩松捨文さんの元で、西洋彫刻の技術である「星取り技法」を学びます。

星取り技法とは、最初に原型となる石膏像を作り、そこから「星取り機」という専用の道具で、原型につけた無数の星(ポイント)を制作に使用する素材に写し、そこから彫り進める技法です。

今ではあまり使われる事のない技法ですが、この伝統的な技法を後の世代に繋いでいく事も自身の使命である、と加藤巍山さんは考えています。

十数年の修業を経て、平成18年に独立し、雅号を「加藤巍山」としました。

 

加藤巍山の作品や出身校について


仏師の道を歩み始めた加藤巍山さん。

一体、どんな作品を制作しているのでしょうか。

また、出身校についても調べてみました。

クラウドファンディングで麒麟復活

加藤巍山さんは、五百羅漢寺の麒麟像の復活を目指しています。

五百羅漢寺は東京都目黒区にある、浄土宗系の寺院です。

現在も多くの有形文化財を有するこの寺院には、かつて500体を超える羅漢像が収められていました。

しかし、地震による建物の倒壊や、明治以降の寺院の衰退により、多くの仏像が失われました。

麒麟像もその一つで、本来であれば白澤像とともに安置されていたものです。

加藤巍山さんは、吉兆の象徴である麒麟の像を復活させるために、2021年1月にクラウドファンディングを呼びかけました。

目標額3,500,000円の設定のところ、5,000,000円以上の支援が集まり、無事にプロジェクト成立となっています。

既に原型の作成は始まっており、素材となる木材も確保されています。

現在、2021年10月の完成を目標に制作が進んでいます。

目標額との差額は、麒麟像や白澤像の台座や、麒麟像のガラスケースの作成に充てられます。

NYオークションに出品した販売作品の値段はいくら?

加藤巍山さんはニューヨークで行われる世界的オークションハウス・クリスティーズに作品を出品した事があります。

クリスティーズは、歴史上の偉人に関連した物品や作品も多く扱われる、世界最大ともいえる規模のオークションハウスです。

加藤巍山さんの作品は、クリスティーズで3000万以上の価格で落札されています。

この価格は、最低落札価格の10倍と言われています。

しかし、加藤巍山さんはこういった大規模なオークションだけでなく、災害復興のチャリティオークションにも度々参加しています。

加藤巍山さんは、東日本大震災以来支援活動を続けており、自身が立案者となりチャリティイベントを企画する事もあります。

2020年には、豪雨災害支援のチャリティ展を企画し、わずか一か月で実現しています。

賛同した作家18名が参加しており、この時の売り上げの一部として1,381,000円が日本赤十字社に寄付されています。

加藤巍山の出身大学や高校はどこ?

24歳までミュージシャンとして活動していた加藤巍山さんですが、その学歴も気になるものです。

調査してみましたが、具体的な学校名などは出てきませんでした。

あるインタビューでは、実家の家業は特に仏教や神道や彫刻とは関係なかったことや、学生時代はそこそこやんちゃであった事のみ語られています。

24歳の時に、既にプロミュージシャンとして活動していたのであれば、大学には進学していない可能性もあります。

加藤巍山さんが彫る平家物語♪

像から物語が伝わります^ ^

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加藤巍山の作品や慈善活動に注目

世界的オークションで取引される作品だけでなく、復興支援にも力を入れている加藤巍山さん。

今後、どんな作品を世に送り出してくれるのか、楽しみですね。

今回は、加藤巍山のwikiプロフや経歴!出身大学や高校はどこ?販売作品の値段はいくら?をテーマにまとめてみました。

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